言霊の幸わう国

長旅のお供に

 いったい、どのくらい履いたんだろう?

 仕事を早々に終わらせ、足早に向かったバーゲン会場でそう思った。
 次々と試着する新しいピカピカの靴の前では、恥ずかしいくらいくたくたになった黒のパンプス。
 そろそろ新しい靴を、と思いながら、毎日その靴に手が伸びた。
 履きなれた靴は、やっぱり放しがたかったのだ。

 でも、さすがに今日は新しい靴を買った。
 履き古した靴とはさよならだ。
 おつかれさま、長い間、ありがとう。
 そんなきもちで、玄関から引き上げた。

 新しいパンプスは、今は部屋でツンとした顔で出番を待っている。
 明日、さっそく履いていこうと思う。
 新しい靴で、新しい一歩。
 うん、いい感じ。

 でもその一方で、いった何足の靴を履きつぶしたら、ゴールにたどり着けるのかな、とも思う。
 ・・・道のりは、長い。
 がんばりまっしょ。
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by fastfoward.koga | 2006-01-04 22:42 | 一日一言