言霊の幸わう国

「ヒラケゴマ」

 わたしには、苦手なことがいくつかある。
 その中で、苦手でも気にならないものと、気になるものがある。
 気になるものは、できたら楽しいだろうなと昔から思っていて、どちらかと言うとコンプレックスに近い存在だったりする。

 苦手なのは、できないからなのか。
 やろうとしないからなのか。
 すきこそものの上手なれ、と言うけれど、確かにそれはそうだなと思う。
 でも、どんなにそれがすきだとしても、自分がやらなくてもすでに完成されたものが目の前にあって、それでかなり高い満足度が得られたら、手を出さないままにしておくもあるんじゃないだろうか。

 手を出すか、出さないかの決断の分かれ目はいったいなんなのか?
 そして、手を出したとしても、全部が継続できるわけではない。
 やめてしまうのか、続けてゆけるのか、その違いはなんなのか?

 すきだからという理由で、わたしの苦手なものに手を出した人がほんとうにうらやましい。
 それが、たとえ人からうまいと言われるほどのものでなかったとしても、始めたことがすごいと思うのだ。

 自分が選んできたカギが間違ってたかな、なんて後悔したりはしない。
 でも、選ばなかったカギがどのくらいまで自分のそばにあったのか、無性に知りたくなることがある。

 だから、同じカギを持った人よりも、もしかしたらと思うカギを持った人に惹かれる。
 わたしが飛び込めなかった扉のカギを、その人はどんなふうに手にして、開けたのか。
 その秘訣が知りたい。
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by fastfoward.koga | 2006-01-21 21:05 | 一日一言