言霊の幸わう国

雨上がり

 今朝は、目が覚めてすぐに雨の音に気づいた。
 昨日で雨はやむものだと思っていたので、ベッドの中で空耳かと耳を疑った。
 でも、屋根や窓に打ちつける音は間違いなく雨だった。

 おとついも、昨日も、雨は降ったものの、傘をさすことがなかったので、今日の雨はまちがいなく雨だとその重みを胸に受け止めた。
 車に乗りながら、激しく動くワイパーの向こう、一心不乱に降る雨にふとおかしさがこみあげた。
 雨が、ここぞとばかりに降っているような気がしたのだ。

 ヨガのスタジオに入るまでは、地面には大粒の雨が落ちていた。
 でもヨガを終えて出てきたら、傘をささずに行き交う人がいるくらいにまでになっていた。
 うちに向かって車を走らせていると、ぱたっと雨がやんだ。
 それは、ワイパーを1回動かすほんの少しの間だった。

 以前、雨が降りだす瞬間のことを書いたことがあったけれど(「ドライブの途中で」)、今日はその逆。
 雨がやむ瞬間に出会った。

 フロントガラスをとおして見る空も、建物も、車も、どこかさっぱりしたように見えた。
 大泣きしたあと、泣いて空っぽになった自分がおかしくて笑ったように、雲の切れ間から太陽が覗いていた。
 昼間の雨をめいいっぱい降らせたあなたはなんだったの? と思わず問いかけたくなるくらい、まぶしいオレンジ色の光が射した。

 みなさんの町の雨上がりの景色は、どんなものでした?
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by fastfoward.koga | 2006-02-01 19:03 | 往復書簡