言霊の幸わう国

バトンタッチ

 もう少ししたら、トリノオリンピックが開催される。
 たくさんの人の手から手へ、旅してきた聖火が聖火台の元へたどりつく。
 その道筋を想像しただけで、胸の中に高揚感が生まれる。

 先日、asntbsさんからいただいた「哲学バトン」は、いろんな人の手に届けることができた。
 ただ一方的にバトンを渡すだけでなく、お互いの言葉に影響を受け、わたしが手にしたときよりも価値を高められたのではないかと思う。

 世の中には、人の手から手へ受け継がれているものはたくさんある。
 どんなものも、どんな歴史も、どんな空も、みんな単体で存在できるものはないとわたしは思う。
 だとしたら。
 これからの人生の中で、果たして自分はどれだけの人にどれだけのバトンを渡してゆけるだろう?

 みなさんの描いたバトンから、そんなことを考えた。
 そして、谷川俊太郎の「朝のリレー」という詩を思い出した。

 今は昔握りしめたバトンの感触が、なつかしい。
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by fastfoward.koga | 2006-02-11 00:07 | 一日一言