言霊の幸わう国

むくむく生まれた「こういうもの」

 今日から4月。
 いつもなら、もう少しぽかぽか陽気を3月のうちに満喫できているはず。
 そのくらい、今年は春の気配が感じづらい。
 でも、月が替わっただけで、きもちにこれだけ変化が表れる月もそうないと思う。

 4月とは。
 わたしにとっては、アップルタイザーのような感じ。
 この一言でこのニュアンス、伝わるだろうか?

 今日は、昼から仕事だったのだけど、いつも通勤で使う電車には沿線にある大学の入学式があったようで、スーツ姿の若者とその親で溢れかえっていた。
 出勤前に寄った眼科の応対が悪く、少しイライラしていたわたしは、つるんとした表情の新大学生たちを少しうっとおしく思っていた。
 春だからって、これだけ寒いとわたしのきもちは高揚したりしいひんわ、と心の中で毒づいていた。

 でも、仕事をしながら、ふと自分の中でなにかがむくむく動いたような気がした。
 なにかをしたい。
 そんなきもちが、ふわっと浮き出てきた。

 昨年の誕生日に、caosoiさんに岡本太郎のこんな言葉をもらった。

 「『こういうもの』を表現したい
       という最初の衝動がある。
  描きたいという衝動じゃない。
       『こういうもの』を、なんだ。」


 残念ながら、今日わたしの中に起こったむくむくは、「こういうもの」じゃなくて、表現したいという衝動だ。
 でもだからと言って、今日生まれたなにかがもう外に出せないわけではない。
 もうしばらく、時間をかけて、「こういうもの」を探してみたいと思う。
 せっかく4月1日に生まれたものだから、すくすく育つようにやってみよう。
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by fastfoward.koga | 2006-04-02 00:26 | 一日一言