言霊の幸わう国

 昨日は、いろんなことを見ては涙していた。
 1番泣けたのは、冷蔵庫の牛乳、1番つからったのは、自分の手だった。

 手には、インプットされた記憶が多すぎた。
 つないだり、触れたり、掴んだり、温度を感じたり。
 だから、自分の手を見るだけでおかしくなりそうだった。
 掌を広げて、いったいわたしはなにを手にしていたのかと思った。

 ひとしきり泣いて、話を聞いてもらって、ゴハンを食べたら、落ち着いてきた。
 きもちがすとんとニュートラルになったのが、自分でもわかった。
 そうしたら、さっき広げていた掌をすっと閉じたくなった。

 いつかは、手を離すものなのかもしれない。
 でもまだ離してはいけないと思った。
 そう、わたしは自分で書いたのだ。
 離した手ではなにも掴むことができないと。

 だから、手にしている糸をたぐりよせて前に進もうと思う。
 この先1歩も進めないわけではない。
 数センチでも足は前に踏み出せる。

 もう少し、がんばれるところまでがんばってみる。
 そう決めた。
 今日は仕事をしながら、ずっとそのことを考えていた。


 追伸 : たくさんのコメント、メール、みなさんありがとうございました。
       書いて、伝えて、よかったです。 
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by fastfoward.koga | 2006-04-26 20:39 | 一日一言