言霊の幸わう国

羽が生えた

 眠い。
 夕方、うちにたどり着いて思ったのは、あぁ今日はもう早く寝よう、だった。
 早めにお風呂に入って、20時にはふとんにもぐり込んだ。
 が、結局眠れずにこうしてパソコンの前にいる。

 今も頭の中はぼんやりしていて眠気は確かに感じているのに、体と脳と心のバランスが悪いのか、眠りのスイッチまでうまく手が届かない。

 火曜日から土曜日まで、5日間ホテル暮らしをした。
 日数的には年に1回は必ずあることなのでたいしたことはないけれど、場所を何度か変えたのは初めてだった(今回は、3ホテル利用)。
 どのホテルにも同じような空気の乾燥、シーツのざらっと感、気になる音がそれぞれあった。
 ま、それはいつものことだから、気になって仕方ないというわけではない。
 ただ、そういうことが事実としてあるな、とどのホテルでも思っていた。

 毎晩深酒もしていないし、いつもと同じくらいの睡眠時間はとっていた。
 でも、やっぱりうちで眠るのとは違って夜中に何度か目が覚めた。
 原因は、乾燥と音。
 そして、枕だろう。

 ホテルの枕はたいてい高い。
 あれでは、わたしは眠れないのだ。
 普段、低い枕を使っているので、ホテルで眠るときはバスタオルを三つ折にして枕代わりにしている。
 ほんとうはそれでは低すぎるけれど、枕が高すぎて首がこって次の日偏頭痛になるよりはましだと割り切ることにしている。

 今回、いろんなホテルで過ごしていた時間に思った。
 自分のうち以外で眠ることに、以前ほど不安や不満を感じなくなったな、と。
 ふっと肩の力が抜けたように、なにがなんでもうちが1番快適だという思いがなくなった。
 現に、今日うちに帰る途中、いつもの帰ってきたなぁというきもちが沸いてこなかったのだ。
 
 いつもの枕さえあれば、わたしはどこにでも行ける。
 ・・・のかもしれない。
 そう思ったら、自分に羽が生えたような気がした。
 ふふふ。
[PR]
by fastfoward.koga | 2006-05-13 22:28 | 一日一言