言霊の幸わう国

行方知れずの人へ

 日付を見て、書いて、言って。
 何度か噛みしめた。
 がしがしがし、と。

 数年前に、ともだちとの飲み会を抜け出して「おめでとう」と電話したことを何度か思い出した。
 我ながら、微笑ましいエピソードだ。

 最近は、少し前とは違った思い出し方をしている。
 言うなれば、いやじゃない思い出し方。
 どうしているかという思いの上に、がんばっているといいなという思いを載せ、そして今は前をしっかり向いていてほしい、そこに誰かが寄り添ってくれているといいなという思いを積み重ねるようになった。

 いつまでも、仕事にやりがいを感じていてほしい。
 つらくても、自分が選んだ仕事に誇りをもっていてほしい。
 つらくなったときに、誰かに手を伸ばせるようになっていてほしい。
 強がって、自分をどんどんと孤独にしないでいてほしい。
 そして、関西弁を忘れないでいてほしい。

 遠くの空から、そんなことを願う。

 もうたぶん、二度と言わない。
「お誕生日、おめでとう」。
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by fastfoward.koga | 2006-05-15 21:04 | ラブレター | Comments(2)
Commented by cool-october at 2006-05-15 23:57
きれいなメッセージですね。^^
そんな風に忘れられない人を、誰もが胸の奥に抱いているんじゃないかな。
Commented by fastfoward.koga at 2006-05-16 21:14
coolさん、こんばんは。
誰にもそういう人がいるんですかね・・・。
自分は多すぎるなと思います。
やっぱり直接伝えてこその言葉ですよね。