言霊の幸わう国

短い手紙

 昨日も、本屋へ立ち寄った。
 いつもより早く会社を出たことに気分をよくし、このまままっすぐ帰るのはもったいない! と本屋へ向かった。
 そんないい気分で寄るのが本屋かと思わないでもないけれど、昨日は結構サクサクと本を選んで20分ほどで本屋を出た。

 意識していたわけではないけれど、3冊買ったうちの2冊の本が手紙にまつわるものだった。
 手紙が書きたかったからその本を手にしたのか、その本を読んだから手紙が書きたくなったのか。
 こうなるともう、卵が先かニワトリが先かの次元の話だ(どーでもいいか)。

 とにかく、今、猛烈に手紙が書きたい!

 でもなぜか、こうしてパソコンに向かっているように気軽にレターセットを抽斗から取り出せないで入る。
 まっさらな便箋を開くことができない。

 手紙を書きたい相手がないわけではない。
 伝えたいことがないわけでもない。
 でも、なぜかこの部屋ではうまくペンが進まない。
 言葉がうまく紡げない。

 なんとなく、わかること。
 きっと今の自分は、今までの自分のような手紙の書き方ができないんだろうな。

 今まで手紙を書くことは、わたしにとって重大告白をすることだった(ほぼイコールで)。
 さりげなく書いているようで、実は清水の舞台から飛び降りるくらいのきもちを手紙に込めていた。
 でも今は、たとえば日記を書くように、デスクにメモを残すように、もっともっと軽く短い言葉を便箋にのせたいと思う。

 果たしてそんな手紙の書き方が、ほんとうに自分にできるのか。試してみるかな。
 しばらくは文庫本と一緒に、レターセットと切手とアドレス帳を持ち歩いてみよう。
 思い立ったそのときに書いて、ポストに投函してみる。

 ・・・うん、悪くないかも。
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by fastfoward.koga | 2006-06-06 21:07 | 一日一言