言霊の幸わう国

ひとりよがり

 今日も手紙の話。
 毎日、手紙手紙とうるさいけれど、ほんとにもう手紙で頭がいっぱいになっている。
 久しぶりにはまった感、がある。

 先日、「いつか、僕らの途中で」という京都と山科に住む恋人の往復書簡がイラストともに綴られている本を買った。
 これこそ、本の神様がいる! と思えるような内容で、読み終わったあとも何度もページをめくっている。

 ただの恋人同士の手紙のやりとり。
 でも、そこに綴られている言葉がきもちよく胸に響く。
 特に本の帯にも使われた一文。

  「『手紙っていうのは、自分のことだけを書くためにあるのかな』って書いてあっ
  て、手紙を書くたびにいつもそのことを思い出します。」


 この間、手紙を書いてからそのことを思い出した。
 便箋に何枚も思いを綴っていたら、相手を思いやる言葉のひとつも出てきたと思う。
 でも、便箋に1枚だけと決めて書いた短い手紙には、やっぱり自分のことばかり書いていた。

 どうしようかと一瞬迷った。
 ひとりよがりかなと思った。
 でも、手紙だから許してもらおうと封をしてポストに投函した。

 勝手な言い分だけれど、手紙を書ける相手ならそういうことも許してもらえるんじゃないだろうか? と考えたのだ。

 みなさんは最近、誰かに手紙を書いて出しました?
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by fastfoward.koga | 2006-06-09 00:20 | 往復書簡