言霊の幸わう国

泣いた日

 会社で涙は流すものではないと、思っている。
 どんなにクレームで罵倒されても、プライドを傷つけられても、失敗して落ち込んでも。
 それはわたしが仕事をする上で守るべきものだと、自分で思っていた。

 でも今日は、泣きそうになって言葉が出なかった。
 言葉が出ないことを自覚したら、ちょっと涙が出た。
 こんなところで泣くのはかっこ悪いのに、と思いながらも、途中でそうかたくなになるのをやめた。

 慕ってくれていたチーフの子たちの驚いた表情を見たら、顔を上げられなくなった。
 泣かれたら困るなと思っていたのに、先に自分が泣いてしまった。
 かっこ悪い。
 でも、それくらいいい職場だったのだ。

 7月から、古巣に戻る。
 今の職場で仕事をするのは、あと6日。
 今さらじたばたしても仕方ないのはわかっているので、「立つ鳥後を濁さず」。こまごまとした事務処理で迷惑をかけないようにしたい。
 
 仕事はどこでもできるし、どこでだってやる。
 いつもそう思っている。
 要求されるところでよーし、やってやろうというのがわたしのポリシー。

 ただ。

  「これから誰がセンタの中を片付けて回るんですか」

 なんてことを言われたら、困ってしまう。
 片づけくらい、誰かがやる。
 でも、職場の中を走り回りながらお小言言う人間はいなくなるな。
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by fastfoward.koga | 2006-06-22 23:04 | 一日一言