言霊の幸わう国

コンパクトな視界

 春に、すきな人とお茶をしながら建設中の建物を眺めていた。
 永遠にそんな時間が続くような気がして、帰りの電車の時間のことも忘れてそこにすわっていた。

 そのとき、いろんな話をした。
 でもなぜか帰ってきて何度も思い出したのは、構図の話だ。

 わたしは絵もうまく描けないし、写真も思うように撮れない。
 そういうことは昔からほんとうに苦手だった。
 絵に関しては、今も特に手を出そうとも思わない。
 ただこの目の前にあるものをなんとかして視覚に訴えるものにして残したいと思ことは、よくある。
 でもわたしは、きっとそのきもちに等しい形でそう感じたものを切り取れない。
 捉える視界が広すぎるんじゃないか。もっとコンパクトにおさめることができれば・・・。

 そんなことを話した。

 今さら絵を描いたり、写真を撮ることに没頭したいと思っているわけではない。
 でも、今と違うものが見たいなと思う。
 毎日のように、飽きるほど見ているものを、違う見方で見てみたいと思っているのだ。
 
 視界を狭くする。
 あるものをないものとして捉える。
 当たり前を当たり前じゃないと考える。
 そういうことに、今無性に惹かれる。

 みなさんの視界は、今どんな感じなんでしょう?
 なにが見えてます?
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by fastfoward.koga | 2006-07-07 23:46 | 往復書簡 | Comments(8)
Commented by mack at 2006-07-08 00:06 x
■はい、今スイカが見えてまする。
Commented by w-rainbow-rieko at 2006-07-08 08:10
こうやってストレートに聞かれると何も答えられない自分がいました。
見えないなぁ。。。
見たいものはたくさんあるのに...
Commented by fastfoward.koga at 2006-07-08 11:26
mackさんへ
スイカか。
もうお腹におさまったころかな。
Commented by fastfoward.koga at 2006-07-08 11:27
リエコさん、きもちが落ち着いたら見えますよ。
きもちがざわざわしているときは、見えないものです。
Commented by the-sahara at 2006-07-08 19:23
私はけっこう視界がせまいかもしれません。
友達と待ち合わせたときに、すぐそばにいる友達が
見つからないことがあります。いや、ほんとに。大学
のときは、友達に「自分を見つけてくれ」とか言って
ました(笑)。
おもしろいもの、変化したもの、そういうのをすぐに
察知して、まるでカメラのズームのように視界がせ
ばまる。よく、あります。逆にまわりが見えなくなって
困ります。
Commented by mamepanapollo at 2006-07-08 20:27
こんばんわ。旅明けの視界。夕日。
昨日の夕方、自転車で見た空がとてもきれいでした。
もしかして、これに気が付く為にあんなに遠くまで行ったのかな?
なんて思ったりします。
Commented by fastfoward.koga at 2006-07-09 10:33
さはらさん、おはようございます。
なんだか、楽しい視界ですね。
「カメラのズームのように」は、きっとわたしが言いたかった言葉です。
Commented by fastfoward.koga at 2006-07-09 10:34
mamepanapolloさん、おはようございます。
それは、きっと、そうなんですよ。
夕陽が美しく見えるようになるために、はるばる旅に出られたのですよ。
旅って、帰ってからも、まだ旅なんですね。