言霊の幸わう国

マイ シンボル、キョウトタワー

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 今、くるりのベストアルバム「Tower of Music Lover」を聴いている。

 歌詞カードの中には、MOTOKOが撮ったあちらこちらの京都の写真が収められている。



 京都タワー。
 錦の川魚屋。
 烏丸今出川の北東角。
 叡電の修学院駅。
 大丸の錦通側のモニュメント。
 出町の加茂川と高野川の合流点。

 最近、京都という町について静かにゆるく考えることが増えてきた。
 すんごいすきで、でもここではないどこかへ行きたくなる。
 たぶん、わたしの求めるものはここにはないんやろうな。

 そんなことを考えたり、思ったりしてる。

 でも、わたしはここにいる。

 京都タワーのライトが消える瞬間。
 シャッターの閉まった、薄暗くて声が反響する錦市場。
 歩くとじゃりじゃり音が鳴る御所。
 将軍塚の夜景。
 宝ヶ池のヘアピンカーブ。
 
 ちょっとずつちょっとずつ積み重ねてきたわたしの京都。
 ふと振り返ると結構積み上げてきたような気がする。
 でもまだまだいけそう。いや、確実にいける。

 逃げ出そうとか、駆け出したいとか、正直、ここのところずっと思ってた。
 でもわたしはまだここから動かれへん。 
 逃げても戻ってくるし、駆け出しても折り返す。きっと。

 わたしは足元にある大きななにかを動かすよりも、もっと手先に近いものを変えようと思う。
 ずるがしこくて、卑怯なところもあるけど、そういうやり方を選ぶ。

 どこかへ行きたいきもちは、なくならへん。
 だからわたしはどこかへ向かう電車に乗る。
 乗り継いで、辿りついたところで、京都の町で自分が積み上げたものを思い返す。

 いつか積み重ねたわたしの京都タワーが、自分の手で支える必要がなくなったとき。
 そのとき、初めて京都から心も体もきもちよく離れられるんやろうな。
 
 そんなことを、思った。
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by fastfoward.koga | 2006-07-28 19:14 | 一日一言