言霊の幸わう国

短い夏

 今朝は、1度5時過ぎに目が覚めた。
 3日間その時間に起きていたので、自然と目が開いた。
 一瞬目覚ましは? とドキッとしたけれど休みだと思い直し、またすぐすとんと眠りについた。
 次に目が覚めたのは、7時過ぎ。
 いつもならそこでまた眠って9時過ぎまでうだうだするのだけれど、今日はもう眠れそうになくて、自分の部屋で朝のニュースを見ていた。

 いつもより動きの回転数が上がったのか、出かける支度もてきぱきすませて地下鉄に乗った。
 階段を上って出た四条通は、まだ寝起きの空気が漂っているような印象を受けた。
 人もまだまばらな通りを見て、ふと小学生のころのラジオ体操の帰り道を思い出した。
 まだほとんど手をつけられていない新鮮な空気と、陽射しの薄さが似ていたかもしれない。

 同じ道を何度も往復しながら、スーツの上着を腕にかけた女の人と何人もすれ違った。
 てろてろのブラウスにジーパン、そしてラフなサンダルという対照的な姿のわたしは、どう見ても休みの人って感じなんだろうなと思った。

 休みでもっと学生やこどもがうろうろしているかと思っていたけれど、案外目につかなかった。
 まだ夏休みは始まったばかりだしと考えて、ふともう8月になっていることを思い出した。
 こどもの夏休みはもう残り1ヶ月をきっているのだ。
 夏を感じるのがいつもより遅くて、ひとり勘違いをしてしまっていた。

 不思議なもので、子供のころから夏は8月で終わると思っている。
 スタートラインは曖昧なのに、エンドラインはぶれない。
 わたしの夏の定義だ。

 ということは、今年の夏は短くなる。
 たまにはそんな年もいいか。夏と秋の、あの中途半端さを中途半端なりに楽しめばいいだけのことだ。
 季節はまた巡ってくる。
 また来年、新しい歳で迎える夏が来る。 
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by fastfoward.koga | 2006-08-04 19:44 | 一日一言 | Comments(8)
Commented by mack at 2006-08-04 22:06 x
■夏が去るときってさ、「カサコソ」って音がするんだよ 知ってたぁ?。
Commented by fastfoward.koga at 2006-08-04 22:29
mackさん、聞き漏らさないようにしなくちゃね。
Commented by cool-october at 2006-08-05 18:26
8月31日が夏の終わりって感覚は、よくわかります。
9月1日の少しだけ日差しが弱まった朝を迎えると、夏が行ってしまった
んだなぁと、毎年しみじみ思うから。
Commented by fastfoward.koga at 2006-08-05 21:08
coolさん、こんばんは。
なんなんでしょうね。
四季の中でも夏の終わりだけ、ハッキリしてるなんて。
季節の終わるさみしさを感じるのも、夏だけじゃないですか?
Commented by the-sahara at 2006-08-05 23:06
うんうん、確かに。
私も、8月が終わると夏とお休みが行ってしまったような気がします。
大人になった今でも。
ヒグラシの鳴き声が、郷愁を誘うんですよね。
夏の夕方は、とても好きな時間でもあります。
Commented by fastfoward.koga at 2006-08-06 19:56
さはらさん、こんばんは。
夏の夕方、わたしもすきです。
今の時期の夕方と、夏の終わりの夕方と、少し違っていて、それぞれによさがありますよね。

昔、高校3年生の夏休みの宿題で小説を書かなくちゃいけないことがあったんですが、8月31日に、8月31日の夕方のシーンの小説を書いたことを思い出しました。
わたしの夏の終わりはそこに凝縮されているような気がします。
Commented by the-sahara at 2006-08-07 05:34
それはまた高度な宿題ですね!
読書感想文でもあっぷあっぷしていた私なら、放り投げてます。
間違いなく(自信満々)。

そして、夕方にも違いがある。まさにその通りだとうなずいてしまい
ました。
夏の終わりは、秋が近い分、よけいに季節が変わろうとしているのを
強く意識させられます。気が付くと、赤とんぼが飛んでたりして。

8月31日の小説、興味深いです。
kogaさんの目には、どんな景色が見えていたのでしょうか。
一瞬を切り取ったような感じがします。
Commented by fastfoward.koga at 2006-08-07 08:41
さはらさん、おはようございます。早起きですね~。

その宿題は、選択科目でとっていた国語表現のものだったんです。
夏休み中悩んで、最終日にやっと書きました。
先日、読み返そうと思って探したのですが見つからず、こまかいところは自分でも思い出せませんが、夏の終わりというイメージだけが強く残っています。
・・・もう1回探してみます。