言霊の幸わう国

余裕と甘さのさじ加減

 数年前に受けた資格試験で、わたしは計画力と分析力はあるけれど影響力と統制力が弱いと診断された。

 影響力とは、他に影響を与える力。
 統制力とは、方針によって、おさえ取り締まる力。

 要は、分析をして計画をしっかり立てるまではいいけれど、そのあと計画がぶれたら修正がきかず、周囲に影響を与えることができないということだ。
 その評価をずっと頭に入れて、わたしは仕事をしてきた。
 ことあるごとに、計画を緻密さに自分で苦笑いし、それがぶれたときにあわてる自分にあきれ、いらついた。
 さすがに自覚しているだけではダメだろうと、この1、2年は弱みを強みにかえるべく行動してみた。
 が、強みを弱みに変えてしまい、プラスマイナス0からマイナスへ転じるというやってはいけないことをやってしまった。

 計画をきっちり立てすぎるから余裕がなくて修正できないのだろうと思ったので、計画を甘めに立てるようにしたのだ。
 余裕と甘さは違う。確実に、違っている。
 でもわたしはそれがわかっていなかった。
 だから、単にだらけたスケジュールを組んであとで苦しんだ。

 自分の中に取り込んだ情報を次に活かそうとるすのはよいところだけれど、1度下された評価に囚われてしまうのはわたしの悪いところだ。

 難しい。
 さじ加減が微妙で、その機微がうまく摑まえられない。
 なにをやっても小さい反省はする性格だからなという思いでは、どうにも気がすまない。
 力を入れないとボールは前に飛ばないし、入れすぎるとコントロールが狂う。
 こどものころソフトボールで外野を守ったときの自分が、今鮮やかに蘇る。

 今日は1日、そんなことを考えるだけで仕事が終わった。
 あ~、不毛だ。 
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by fastfoward.koga | 2006-09-21 23:18 | 一日一言