言霊の幸わう国

待つとはなしに

 待たされるのは、いや。
 でも待たせるのは、もっといや。
 だから、待たせないように自分は待つ女になろうと思っていた。

 昔の出来事を引っ張り出してそんなことを考えている間に、ふと気がついた。

 待つことと待たされることは、違うということに。

 待たされていることは、確かにあった。
 でも待とうとしたのは自分の意思だ。
 人のせいにはできないし、被害者意識を振りかざすこともできない。
 実に、いやなことをしてきたなと思った。

 これからは、ただ待ちたい。
 待つとはなしに、誰かを待ちたい。
 そう言いながらも、そわそわしてなにも手につかないなんてふうになにかを待つのはきらいではないのだ。
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by fastfoward.koga | 2006-10-16 23:03 | 一日一言