言霊の幸わう国

すーっ

 今日は休み。
 夕飯は久しぶりにチチハハと3人で出かけるけれど、まだ朝から1歩も外に出ず。
 南向きの窓からは、もう夕陽が差し込んでいる。

 午前中は軽く掃除をして、パソコンの前に1時間ほど座り、そのあとはベッドの上で通信教育のテキストを読んでいた。
 黄色いマーカーを片手に、さくさくっと読み進める。
 数ページめくってふっとテキストから顔を上げたときに、あっ静かだなと思った。

 最近は、テレビをつけることが少なくなった。
 見ることではなく、つけること。
 前は見なくても、なんとなくテレビのスイッチをいれてしまうことが多かったのだ。

 テレビをつけないときは、音楽をかけた。
 今までだらだらテレビをつけていたから、無意識に音楽を聴くなら今しかない! というようなあせりに似た思いがふっと湧いて出てる。
 なんとも、せわしない。

 でも今日は、どちらのリモコンにも手を伸ばさなかった。
 
 チチハハの会話も、なにかしらやっている工事の音も、こどもが遊ぶ声も、耳障りな鳥の鳴き声も聞こえなかった。
 不思議とさわがしいと感じる音は耳に入ってこなかった。
 ただ必要最小限かつ最低限の音の中にいる感じがした。
 すーっとした、音の中。

 世界中が息を合わせて、小1時間ほど穏やかに過ごしましょうねと実は決めていたかのような時間。
 ベッドの上で大きなクッションにもたれながら、こういう休みもいいもんだなと思った。
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by fastfoward.koga | 2006-11-03 16:34 | 一日一言