言霊の幸わう国

「カモカのおっちゃん」

 最近のわたしの楽しみは、朝の連続テレビ小説「芋たこなんきん」を見ること。
 その前の「純情きらり」も結構話の筋を追って見ていたほうだと思うけれど、今回はさらに輪をかけて熱心に見ている。

 この朝ドラは田辺聖子の半生をモデルにしたもので、「カモカのおっちゃん」と呼ばれる旦那さまとの生活が主となって描かれている。
 そんなこのドラマ。
 毎日15分なのに、主人公町子の旦那さま「カモカのおっちゃん」こと健次郎が毎回じーんとくるいいセリフを言う。
 それを聞くたびに、あーこんな旦那さまがわたしも欲しいとかなり切実に思ってしまう。

 先日は、町子が健次郎のこどもたちの運動会と自分のサイン会が同じ日になり、どう時間をやりくりしてどちらもこなそうか思案しているときに、こう言った。
「人間、やれることしかできません。」
 朝から思わず、テレビの前でぶんぶん頷いた。

 そんな中、今日の朝日新聞の夕刊を読んで、思わず手を打ちたくなった。
 そこには、田辺聖子が「カモカのおっちゃん」に結婚を申し込まれたときのやりとりが書かれていた。

「<厚意、謝するに余りあれども、結婚したら、仕事と家庭、どっちも中途半端になるからやめる>というと、<あほ、中途半端と中途半端が二つ寄ったら、満タンになるやないか> -とっさに返事できなくて、押し切られて土俵を割った、という所。」

 思わず、唸った。
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by fastfoward.koga | 2006-11-09 20:48 | 一日一言