言霊の幸わう国

ないものねだり

 昨日、最寄り駅から電車に乗ろうとしたとき、補助犬を連れている人を見かけた。
 その人は若い男性で、入れ違いに電車を降りてホームに立ち止まっていた。
 隣にいる補助犬は、さわり心地のよさそうなラブラドールだった。

 閉まったドア越しに、男性と犬の姿を目で追った。
 おとなしくおすわりしている犬は、とても利口そうに見えた。
 すくっとして見えたおすわりの姿勢に、ホームにぺったりとでもまっすぐに落としたしっぽ。

 その後ろ姿に、思わず見入ってしまった。

 ときどき自分にもしっぽがあるといいのになと、思うことがある。
 表情やしぐさや言葉ではなく、その少し後ろのほうからしっぽを振ることで思いを伝える犬がうらやましいなと思うのだ。
 
 でもその一方で、しっぽに甘えて、相手にきもちを伝えることに手を抜いてはいけないとも思う。
 わたしは人で、言葉が話せて、犬にはできないことができるのだからと。

 とは言いつつも、ホームで見かけた補助犬の凛々しいしっぽに憧れるのだ。
 パタンパタンとメトロノームのように、1度でいいしっぽを振ってみたい。
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by fastfoward.koga | 2006-11-13 22:07 | 一日一言 | Comments(2)
Commented by mack at 2006-11-13 23:07 x
■なんかkogaちゃんなら出来そうな気が・・・。
Commented by fastfoward.koga at 2006-11-14 23:37
mackさん、こんばんは。
できるかなぁ。
ほんま、しっぽほしいわぁ。