言霊の幸わう国

そこは深く青い

 珍しく、長期にわたり閉じた状態でいる。
 閉じる、ということがどういうことなのか説明がしにくいのだけれど、要はそういうことなのだ。

 自分の感情や、自分の中に起こっていることを、外へ出そう出そうとするのがわたしの常なのにそれをしようとしていない。
 したくない、という明確な拒絶があるわけではない。
 ただ、しない、という状態が続いている。

 それと同時に、考えたくないと思う自分もいる。
 ちょっと今はいろいろ、ぐちゃぐちゃ考えずにいたい。

 今いるところは、深い深い海の底。
 黒に近い青い水の中で、深海魚のように泳いでいる。
 泳ぐたびにしっぽやひれやエラは動いているはずなのに、音を消したテレビの映像のように音がしたような気がするだけの世界。

 もうちょっとだけ。
 あと少しだけ、そこにいたい。
 静かに呼吸をして、泳ぐことに集中したい。

 あぁ、水に帰りたい。
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by fastfoward.koga | 2006-11-21 21:19 | 一日一言