言霊の幸わう国

ノーリターン

 昨日、旅から帰り、夕飯を食べ、お風呂に入ったあたりからどーっと疲れを感じた。
 早めにふとんに入ったけれど、結局今朝も疲れをずるずる引きずって仕事へ向かった。

 ずっと仕事をしながら、頭の中ではリセットボタンを押してカウンターをゼロにするところを想像していた。

 いろんなことがごちゃごちゃし始めると、わたしはいつもリセットボタンを押そうとする。
 とりあえず全部ゼロにして、イチからやり直したくなる。

 今日も昼から帰ろうかとか、帰ったらすぐゴハンも食べずに寝ようとか、そんなことばかり考えていた。
 結局は、定時でそそくさと職場をあとにして、昨日あまりの疲れのせいなのか、なくした使い捨てのコンタクトを買うために眼科に行って、帰ってからは部屋の掃除をしていた。
 こうしてパソコンの前にすわっていても眠気や疲れでぼんやりするけれど、これでいいのだ。
 こうしていれば、次へなにかつながる。

 人生に、リセットボタンは必要だと思っていたことがある。
 というか、ずっと思っていた。
 でも、今は、リセットボタンを押したような気になりながら実は同じことをくり返しているだけなので、押すことに意味なんてないんじゃないかと思う。

 リセットボタンなんて押さなくてすむなら、押さないほうがいい。
 カウンターをゼロにしたって、時間の流れが遡るわけでもないのだから。

 最近のわたしは毎日の一部分から逃げ出そう、逃げ出そうとして、甘えすぎている。
 だから、手元にリセットボタンなんてあってはいけないのだ。
 ただひたすら、今はカウンターを大きくすることを考えねば。
 でないと、いつかわたしは自分をきらいになる。
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by fastfoward.koga | 2006-12-05 21:08 | 一日一言