言霊の幸わう国

夢見た旅路

 旅の間、何度か気づくとくるりの「ハイウェイ」をうたっていた。
「僕が旅に出る理由はだいたい百個くらいあって」と、一緒に旅した人にも聴こえないくらいの小さな声で、くり返しうたった。

 いつからか、すごくすきな旅を、すきな人と行ってみたいと思っていた。
 でもそんな思いは思えば思うほど、わたしの手から離れていった。
 ふと耳にしたスピッツの「夢に見た君との旅路は かなわない」という歌詞にがっくりしたりしながら、初秋まで、もうそんな願いはずっと先にしか叶わないんだろうとあきらめていた。

 でも、叶えることができた。

 今回の旅はお互いが行ったことのないところに行こう、と修善寺温泉へ出かけた。
 段取りが悪くて、ムダが多かった。
 でも、少しでも一緒にいられる時間が長くなればと出発までいろいろと頭を悩ませた分だけ、胸にしっかり納まるものがあった。
 ような、気がしている。

 日曜日に泊まったせいか、3度も温泉に入ったけれど誰とも会わなかった。
 夜は音も空気もシンとして、食事や温泉に行き来するたびにきもちがシャンとした。

 そんな旅でございました。 
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by fastfoward.koga | 2006-12-06 21:55 | 旅行けば