言霊の幸わう国

十年一昔

 年が明けると、関西では新聞でもニュースでも阪神大震災の特集が始まる。
 あぁ、またあの季節がやってきたのだなとわたしは思う。

 もう12年。
 干支がひとまわりした。
 十年一昔というけれど、果たしてあの出来事は誰にとっての昔なんだろうか。

 あの年生まれたこどもが小学校を卒業する。
 なんてすごいことなのかと思う。
 自分もそれだけ歳を重ねているのだけれど、人の成長は早い。
 もっともっとすくすく大きくなってほしいなと、見も知らぬこどもたちに思いを馳せる。

 12年前。
 わたしは就職活動を目前にしていた。
 後期の試験前で、試験勉強を始めなくてはときもちだけあせっていた。
 震災のあったあの日は、日付が変わるころまで「界面活性剤」についてのレポートを書いていた。
 
 今、立ち止まっている場合ではない。
 進まねば。
 生きねば。
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by fastfoward.koga | 2007-01-14 21:10 | 一日一言