言霊の幸わう国

黙祷

 今年も、5時46分に目を閉じた。
 その時間にテレビの前にいられるように、時間を調整しながら支度をしていた。

 雨の中、傘をさして追悼式に参列する人たち。
 灯しても灯しても、雨がろうそくの灯りを消してしまう。
 同じように、どんなに街が再生されても、人々の心の傷は完全には癒えないのだと実感した。

 癒えることがないのだとしたら、せめて。
 傷を抱えていることを知っているよと心の中で頷こう。
 口を開くと、わたしはどうも自分の思いを軽くしてしまうので。

 何年たっても、わたしは今日と同じきもちでいられるように。
 祈る。
[PR]
by fastfoward.koga | 2007-01-17 21:22 | 一日一言 | Comments(2)
Commented by mackworld at 2007-01-18 05:04
■阪神・淡路大震災の日から早や10年だね。
その頃はオイラは長崎のハウステンボスにホテルを建てる要員として佐世保市内に出向中で、昼のニュースを食堂で見てて震災を知った。
SF映画さながらの大規模地震の爪痕が痛々しく画面に映し出されていたのを思い出す。
「まさか・・・」と複雑な気持になったのを覚えてる。
その後の復興ぶりを見ていると日本人は逞しいと思う、第二次大戦後の復興も屈辱的な気分を跳ね返して今の日本がここにあるんだとも思う、大変な事に出合っても皆の力で修復していく力は凄い。
Commented by fastfoward.koga at 2007-01-18 21:13
mackさん、こんばんは。
9.11のテロもそうですが、ほんとうに映画のような映像でしたね。
建物は立派に再建されてゆくのですが、その一方で心の傷はどうなのだろうと今年は特に考えました。

あの地震は、まだ生まれていなかったこどもたちにさえも少なからず影響を与えているという新聞記事を読み、考えることが多くありました。
表面だけがきれいになっても、ダメなのです。