言霊の幸わう国

めばえ

 数日間、そわそわわさわさしていた。
 自分でもそんな落ち着きのなさの原因はわかっている、と思っていた。
 でもわかっていると思っていただけで、真の原因を突き止めたとき、あれっとなにかがきもちの中で跳ねた。

 不安に思っているのだという自覚はあった。
 でもそれがそんなに自分の中に根強い感情だとは、思っていなかった。

 わたしのそわそわわさわさの原因。
 それは自分が思っていた以上の、不安。

 寂しいのと同じで、不安になることもわたしは極端に嫌う。
 できる限り自分がタッチすることの中に踏み込ませたくない。
 だからいろいろと保険をかけてしまい、ときどき自分の感情をごまかしたりしてしまう。

 でも今朝気づいた不安は、嫌な感情を引き起こしたりはしなかった。
 そうか、わたしはそれほどまでにそのことに思いをかけているのだなと思ったのだ。

 不安になるのは、不安を抱くことに対してそれだけの思いがあるから。
 そんなことは知っていたはずなのに、わかっていなかった。
 だけど実感をともなって初めて、そこからがんばらなくてはいけないのだと静かに考えた。

 不安の種を見つけた。
 でもうまく水をやり、害虫を駆除し、栄養を与え、太陽の光を浴びせたら、不安は安心の花を咲かせことができるような気がしたのだ。
 不安について、山ほど考えてきた。でもそんなことを思うのは、初めてだった。
 今日は、やけにクリアに花が咲くところをイメージできた。
 
 不安の種はそう思っている間はどうやっても不安だけれど、違う花が咲くと思えば咲かせられる。
 頭の中で咲いたのは、黄色い花。
 だから、大丈夫だと思う。
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by fastfoward.koga | 2007-01-21 23:05 | 一日一言