言霊の幸わう国

クール便

 今日は言葉の新鮮さについて、考えていた。

 誰かにこれを伝えたい、この言葉を伝えたい、と思うとする。
 でも今すぐその誰かには伝えることができない。
 そんなとき、わたしはどれくらいその伝えたいことを、その言葉を、新鮮なまま保存しておけるだろうかと考えたのだ。

 そんなことを人と比べたことがないので正しくはわからないけれど、たぶんわたしの言葉の賞味期限はそう長くはない。
 言葉には瞬間的に放出するものと、熟成させて放出するものがある。
 その言葉がどっちの形で生まれたとしても、わたしの場合新鮮さに自信がなく、あせりがひょこっと現れて、時間の経過の中で言葉をダメにすることが多い気がする。

 新鮮なものは新鮮なままで。
 今までそれを可能にするのは、できるだけ早く届けることだとずっと思っていた。
 でも、それができない場面に何度も出くわして、何度もあーっと叫んだ。
 叫ぶたびに、どうにかしていい方法がないか探していた。

 それが今日ふと、輸送方法に限界があるなら保存方法を変えてみたらどうだろうかと考えた。
 伝えたいその誰かのきもちがこちらへ向いたときに、ピチピチしたままで言葉を即座に届けられたら、と思ったのだ。

 せっかちでいらちなわたしは、それを実現するとしたらかなり精進せねばならない。
 でも時代のニーズにも応えていかなくては。

 ピンチはチャンス。
 今目の前にある波は、うまく越えたいのだ。
[PR]
by fastfoward.koga | 2007-02-26 21:04 | 一日一言