言霊の幸わう国

僕はただそれを受け止めて いつか 止めた時間を元に戻すよ

 使っていた腕時計が、示しあわせたかのように止まった。
 と言っても、2ヶ月くらい時計屋さんに持っていけなくてそのままにしていたものもあったのだけれど。

 わたしは出かけるときは必ずと言っていいほど、左手には時計をはめる。
 ひとつずつ時計の針が止まり、つけられる時計が数週間ごとに減っていった。
 最後のひとつをはめようと朝、腕時計を手にしてそれさえもじっと息をひそめるように針を止めていた。
 それでやっと、時計屋さんに行く気になった。

 数10分で3つの時計は、また時を刻み始めた。
 カウンターに並べられた、見慣れた腕時計を見て自分のスイッチもオンになった気がした。
 どこかでわたしの時間も止まっていた。
 ・・・のだろう。

 時計の針が当たり前のように動いている。
 それを眺めているだけで、壮観。
 時間は止めてはいけないのだ。
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by fastfoward.koga | 2007-03-06 22:34 | 一日一言