言霊の幸わう国

バイブレーション

 わたしの携帯は始終バイブにしてある。
 着信音はめったに鳴らさない。

 以前はずっと、バイブは使っていなかった。
 着信音ボリューム3とオフの使い分けばかり。

 バイブを使うようになったきっかけは、携帯の使用頻度が高まり始めたころ、着信音がうっとうしくなったからだ。
 いくら大すきなくるりの着信音だとはいえ、せわしなく感じてしまったのだ。

 それからは、朝から晩までずっとバイブ。
 最近はそうでもないけれど、しばらくはバイブをオフにすることもなかった。

 携帯は、人のようだと思う。
 疲れたり、はしゃいだり、黙ったり、しみじみしたり、怒ったり、笑ったり、しんみりしたりする。
 まったく世話が焼ける。

 いや、もしかしたら、わたしが世話を焼かれているのかも。
 
 手の中に携帯を開いているときに、タイミングよく携帯が震えるたびに。
 こいつは生きてると思う。
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by fastfoward.koga | 2007-05-07 22:32 | 一日一言