言霊の幸わう国

4月の巻

1  道尾秀介   片眼の猿
2  サリンジャー フラニーとゾーイー ※
3  銀色夏生   君はおりこう みんな知らないけど
4  ドストエフスキー
            罪と罰(上)   
5  柴崎友香   ショートカット 
6  川上弘美   ざらざら  
7  川上弘美   ハヅキさんのこと
8  阿佐田哲也  無芸大食大睡眠
9  村上春樹   うさぎおいしーフランス人


 今まで1番、節操のない本の選び方をしているような気がします。
 どこが、と言われると困るのですが。

 わたしは本を読み終えるという見通しを持って、本を購入します。
 とりあえず読みたい、という思いだけであまり本は買い求めません。
 それをやっていると、破産するからです。
 そうやってタイミングを逃して読まなかった本も多数ありますが、買ってうちにおいておいたところで結局のところ旬を逃すことには違いないような気がします。

 ですが、この2ヶ月ほど、数週間ほど読めずに置いてある本が数冊あります(もしくは、ありました)。
 わたしにとっては珍しいことです。
 そのため、あまり本屋には近づかないようにしています(継続中)。
 近づくと、先日の「Casa BRUTUS」のようになるからです。

 数ヶ月、本を読むことにも集中できていませんでしたが、やっと本来のペースを取り戻したように思います。
 ある種、どのようにして本を読んでいるかは、わたしにとっては生活のバロメーターなのでしょう。


 秋田への旅に持参した「ナインストーリーズ」に引きつづき、手にした「フラニーとゾーイー」。
 サリンジャーの作品は、歳を重ねれば重ねるだけおもしろみを増すような気がします。
 ひとつひとつの表現が、読んで脳へ伝わるだけでなく、皮膚からも吸収されて自分の中に沁みこんでゆく。
 今回、じわっとそんな感覚を覚えました。
 また数年後、読み返してみます。
[PR]
by fastfoward.koga | 2007-05-09 23:17 | 本の虫 | Comments(0)