言霊の幸わう国

渦巻く欲

 欲というのは、底なしなのだろうか。
 なんてことを考えている。

 数ヶ月前までは、今望んでいるものよりももっとささやかなもので幸せになれていた。
 でも慣れると、もうちょっとという欲が出てきた。
 むくむく、むくむく、と。

 昔っから。
 1番ほしいものは、なかなかほしいと言えなかった。
 ほしいと思えば思うほど、意識して言えなくなった。

 今でも、1番ほしいもののことは誰にも言ったことはない。
 口にしてみようかなと思ったことは何度もある。
 でもやっぱりいつものように、言おうとすればするほど言えなくなった。

 ほしいものはほしいと言えるほうがいいよな、と思う。
 でもなんとなく、今はそのほしいものについては口を閉ざすときなのだという気もしている。
 じっとほしいという思いを大切に育てていれば、思いを大きくも小さくもせず守っていれば、ざっぱーんといい波がやってくるような。

 と、わたしの頭の中では欲が渦巻く。
 欲に飲み込まれないように浮き輪をつけてぷかぷか浮いているわたしは、欲がない世界を想像して見る。
 きっと欲がない自分なら、カスカスじゃあないだろうかと思ってみたりする。
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by fastfoward.koga | 2007-08-07 23:28 | 一日一言