言霊の幸わう国

スーパーマン

 自分のことしか見えていないときは、向かい合う人のことを憎らしいと感じる。
 この人の目にわたしはどう映るのか、どんな影響を及ぼしているのか。
 あれは、こうするしかなかったのだ。あの人だってこうしたじゃないか。
 どうせうまくいかなかったのだ。それを今さら言われても仕方ない。
 ・・・。

 相手のことを考えているふりをして、実は自分で自分をがんじがらめにしてしまう。

 昨日の夜は、そんな呪縛から逃れようと外で大きな雨音が響く中、もがいた。
 朝目覚めても呪縛はそのまま存在を誇示し、ちょっとうっとおしく思っていた。

 でも、仕事帰りにふっと解放された。
 それもあっという間だった。

 相手を通して自分を見るのではなく、向かい合った相手をちゃんと見る。
 そんな当たり前のことに気づかせてくれる人が、颯爽と現れてわたしを救ってくれた。

 トントンと肩を叩くくらいの軽快さ。
 そんな軽さで、呪縛はするんと消えてなくなった。

 思わず、右肩を左手で触れる。
 うん、もう大丈夫だ。
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by fastfoward.koga | 2007-08-23 23:19 | 一日一言