言霊の幸わう国

みやこ音楽祭

 改めて、みやこ音楽祭のことを。

 みやこ音楽祭は、2004年に学生スタッフたちが学生が催す音楽祭を開催しようと始まったお祭りである。
 くるりの岸田くんは昨年の第3回まで、中心的役割を担い、企画運営などに携わっていた。

 今年は代表も交代し、さらに「学生中心」色を濃くして12月1・2日に開催された。
 毎年、場所は京都大学の西部講堂でおこなわれる。
 泥臭さを感じさせる、なんとも言えない京都の初冬の風物詩だ。

 学生が切り盛りするといっても、出演者は毎年豪華で、今年はつじあやのやyanokami(矢野あきことレイハラカミのユニット)、3/4GAMBOが出演した(もちろん、くるりも)。
 その他の出演者も、京都出身や京都に縁のあるミュージシャンが多く、豪華なんだけどほっとするようなステージが多かったように感じた。

 学生スタッフたちも多くの人に参加してもらい、楽しんでもらおうと、必死になって走り回っていた。
 新代表となった今井くんという学生さんは、何度もステージから「楽しんでいってください」とマイクを手にくり返していたけれど、学生を離れて10年もたったわたしにはどのスタッフもみなほほえましく思えた。
 学生たちはみなボランティアで、講義も、バイトも、恋人も、犠牲にして取り組んできたらしく、たまたま会場で聞こえた話では「昨年のスタッフをしながら恋人ができたのはひとり」だという過酷さとのこと。
 それほどの情熱を傾けて学生たちが運営してきたのだから、楽しめないわけがない。
 それは見に来た観客のわたし(たち)だけでなく、きっと出演したミュージシャンたちもそう思ったんじゃないかと思う。

 2日間、とにかくみんな音楽と京都とこのみやこ音楽祭がすきなんだとひしひしと感じた。
 それはもう、ほんとうにひしひしと。

 2日目、最後の大トリ、くるりのステージを見ていて気づいたことがある。
 それは、後輩のステージを先輩が見、先輩のステージを後輩が見、互いの音楽を楽しみながら、毎年みやこ音楽祭が開催されることで受け繋がれ、積み重なってゆくものが確かにあるのだということ。
 京都は歴史がある街だと言われるけれど、それは寺社仏閣や町並みだけでなく、この西部講堂のステージで奏でられる音楽もまた同じなのだ。

 そんな京都が自分と固く結びついていることを、誇りに思った。
 おぉ、なんとスバラシイ。
[PR]
by fastfoward.koga | 2007-12-04 22:00 | 一日一言