言霊の幸わう国

白い羽

 久しぶりに少し長くベスパに乗った。
 今日はそれほど寒くないからちょうどいいかと思いつつ、それでもダウンとマフラーをしっかり首に巻いて出かけた。

 それでも、木枯らしだけは容赦なく吹いていた。
 道路沿いの木々も吹かれるがままといったふうで、そのしなやかさがちょっと羨ましい。
 べスパに乗るときだけ巨漢になりたいと願いながら、風でハンドルを取られないようにふんばって走った。

 途中、いかにも配達中という感じの三輪のバイクに乗ったおじちゃんに、信号待ちで並んだときに「それ外国製? かっこいいね」と声をかけられた。
 やたら信号待ちで並んでくるので初めは不審に思っていたけれど、あとの一言に思わず元気よく、ありがとーございます、と返した。

 今日はいつになくギアのチェンジがスムーズだった。
 そういう日は、走っていてもきもちがいい。
 広々と視界が広がる、わたしのすきな道を時速70キロで走りながら思い出した。
 ベスパに跨ってスピードに乗って走ると、いつも思うのだ。

 あぁ、わたしは自由だと。
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by fastfoward.koga | 2007-12-24 20:19 | 一日一言