言霊の幸わう国

雨女がゆく ~出雲大社Ⅱ

 夕飯を食べ、翌朝の朝食用のパンを駅前で買ってホテルへ帰った。
 夜行バスでよく眠れなかったので、昼間からすでに早めに寝ようと決めていた。
 ホテルに戻ってからはそのとおりに行動し、22時には読んでいた本を閉じ、灯りを消した。
 眠る前にセットした携帯のアラームは、6時。セットしておきながらも、起きる自信は半々だった。

 低い枕で、部屋の乾燥も気にならず、ぐっすり眠れた。
 くるりの「Jubilee」で起こされると、目はぱっちり開いた。
 よし、と気合を入れ、テキパキと支度をし7時にはホテルを出た。
 向かった先は、出雲大社だ。

 ホテルに着いてから、ガイドブックをめくっていると、どうしてももう1度行きたくなった。
 澄んだ空気の中、静々と歩きたくて仕方なかった。
 このまま出雲を離れたら、後悔するような気がしたのだ。

 8時前の出雲大社は人の姿はぽつりぽつりと目につくのに、音が全部消えたかのように静かだった。
 天気予報とは打って変わって空には青さがあり、何度も空を見上げた。
 昨日と同じようにお参りをし、本殿の周囲をゆっくり歩いた。
 あちこちが昨日の雨でまだしっとりと濡れており、深呼吸しなくても深呼吸をしているような、そんな感じがした。

 すーっと沁み込むものを確かに感じ、鳥居をくぐり抜けるときには満足感があった。
 背中を押されるというのは、こういうことを言うのだ。
 神とは、なんとすごいものなのか。
c0047602_22533897.jpg
※写真は本殿裏にある彰古館です。
[PR]
by fastfoward.koga | 2008-01-29 23:00 | 旅行けば | Comments(2)
Commented by mackworld at 2008-02-02 00:56
■雨ざらしの木目って歴史を語りかけてくるだすな。
木の枝の緑がすがしい。
Commented by fastfoward.koga at 2008-02-02 21:33
mackさん、こんばんは。
そうそうこれも結構古そうな建物でした。
雨上がりの朝の出雲大社は、マイナスイオンたっぷりでしたわー。