言霊の幸わう国

3月の巻

1  島本理生   クローバー                      
2  村上春樹   走ることについて語るときに僕の語ること 
3  堀江敏幸   雪沼とその周辺 
4  本谷有希子  腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
5  青山七恵   窓の灯  


 3月半ばあたりから読み始めた2冊の本を、今もまだ読んでいるためペースがぐっと落ちました。
 が、それもいいかなとそれぞれの世界にどっぷり浸かって、久しぶりの感覚を纏いながら読んでいます。
 なので、挙げたこの5冊は、なんだか遠い昔のような気がします。
 あ、でも、堀江敏幸の「雪沼とその周辺」は、タイトルの素っ気なさとは裏腹に、目の前に架空の町雪沼が見えるような感覚が確かにありました。

 昨日、今年の本屋大賞が発表されましたが、残念ながら大賞をとった伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」はまだ読んだことがなく。
 すぐに読むか、ほとぼりが冷めてから読むか、天邪鬼は悩むところです。
 でも、自分が読んでおもしろかったと思った本がベストテンに入っていると、やはり単純にうれしいもの。
 しかし森見登美彦はまたもや大賞を逃し、ちょっと悔しい気もします。

 先日トーキョーに住む友人宅で、持っていっていた文庫本を友人の4歳の息子から、なんの本? と聞かれました。
 わかるわけもないのに、須賀敦子全集の第一巻だとペラペラとページをめくって見せると、彼は字の小ささと多さに目を丸くしていました。
 初めて触れる世界だったのかもしれません。
 将来はたくさん本を読む子になってほしいなと、他人の子ながらしみじみ思いました。
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by fastfoward.koga | 2008-04-09 18:09 | 本の虫