言霊の幸わう国

レスポンス

 この数日、物足りなさを感じている。
 初めはほんのちょっとだったのが、今日は少し膨らんだような気がする。

 年休を消化しなくてはいけないので、今月は用もないけれど休みやすいところにぽつぽつと休みをとった。
 今日はその1日だったのだけれど、ほんとうになにもすることが見つからず、1日うちでごろごろして過ごした。

 ハハは朝から出かけ、久しぶりにひとりでうちにいた。
 かぎっこだったせいか、ひとりでうちにいるのはすきだ。
 人の気配がしないことが、とにかく落ち着く。
 退屈でも、その退屈が自分には必要だと自分でわかっている。

 半月以上かかっている読みかけの本を開く気にはならず、無駄にテレビをつけていた。
 朝風呂に長めに入ったり、マンガを読み返したり、その合間にちょっとうとうとしたり、あてもなくネットをうろうろしたり。
 それだけで朝昇った太陽は、いつものように沈んでいった。

 今も本棚から雑誌を取り出して、ペラペラとめくっていた。
 2年前は飛ばしていたページが今日は目に止まり、文字をつらつらと追った。
 そこには、イラストレーターのエドツワキが奥さんの原田知世と鹿児島へ行ったときのことが記されていた。

 淡々と書かれた3泊4日の旅の話。
 それを読んで、そうかと気がついた。

 この満たされなさは、新しい本か旅か、あぁ、あとすきな人しか埋められない。
 新しい洋服においしい食事やお酒、おもしろいテレビでは無理なのだ。

 充電が済んだということなのだろう。
 そろそろどこかへ行く時期なのだ。
 どうりで最近いろんな場所が、頭を過ぎると思った。

 呼んでいるのは、どこか。
 世界遺産のあのお寺か。
 静かなあの宿か。
 まだ桜も咲かぬあの町か。
 風の強い大きなあの橋か。

 ひとりには飽きた。
 さあ、新しい本を持って、旅に出よ。 
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by fastfoward.koga | 2008-04-14 21:27 | 一日一言