言霊の幸わう国

運命の道標

 来週、どうにもこうにも前に進まない仕事の合間をぬって、小さな小さな旅に出る。
 簡単に荷造りをし、天候をネットで確認したりと、ひと通りのことを終えたら、頭がもう夏の初めの旅へとコマを進めてしまった。
 まだ次の旅へと向かってもいないのに。

 どこまで貪欲なのか。

 行き先を探しながら、どこへ行くことを自分が求めているのか、旅雑誌を捲りながら静かに問うていた。
 日程は平日。
 どうせまたひとりで行ってしまうのだ。
 誰かと行く場所もとっておきたいという思いも少し感じながら、最後には日本地図まで広げて考えた。


 飛行機に乗りたいような。
 でも、半日仕事をしてバスでどこかへ行くのもいいかも。
 いや車で出かけるのも、今までにないからおもしろいか。
 ならベスパで。
 って、梅雨時期だからそれは諦めよう。

 川か、海か、今度は水のそばがいい。
 島はどうだろう。
 あとは美術館や庭園。
 それなら、雨が降ってもきもちよく雨宿りできる。


 そんなことを考えながら、1時間ほどいろんな町へと頭を巡らせていた。

 ま、今日決めなくてもいいのだ。
 きっと来週行く場所で、自ずと次へ向かう場所は示される。
 どうひっくり返ったって、そうなる運命なのだ。
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by fastfoward.koga | 2008-05-17 22:01 | 一日一言