言霊の幸わう国

うずうずうずの中

 18日の昼から、トーキョーへ向かった。
 仕事を半日で終え、新大阪駅へ荷物を転がし、新幹線に乗った。
 そして、今朝夜行バスで京都に戻った。

 以前から思っていたことがある。
 わたしはときどきその渦中にいながら、他人事のようにその渦を見つめることがあるな、と。
 それは冷静だからなのか、客観的だからなのか、単にやっかいごとに巻き込まれたくないという自己防衛からなのか。
 気づくと幽体離脱のように、渦の中心から1番遠くに立って物事を眺め見ている。

 人事だと思っているのではない。
 人事だったらどう見えるのか、ということが気になるのだ。

 旅に出るのは、それに似ている。
 旅でなくても京都からできるだけ離れようとすることは、そうやって日常を遠く眺めて、日々のこまごましたことがマーブル模様から模様と言えなくなくなってぐちゃぐちゃになることを阻止しようとしているのだろうと思う。

 旅先でひとりで足が棒になるまで歩いて、疲れと共にでないと充足感が得られなくて、目指しているのは修行僧かと自嘲する。
 そんなふうに、やっと羽を伸ばして、夜行バスでくたっとなって帰ってきて、一眠りして部屋で目覚めたとき目にした景色にほっとした。

 ここではダメだとあっちへふらふらこっちへふらふら。
 けれど、そんな我儘も戻る場所があるからできる。

 きっとこれからもこのくり返しなのだろう。
 面倒で手がかかる。
 が、これまた自分。致し方ない。
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by fastfoward.koga | 2008-05-22 16:37 | 一日一言