言霊の幸わう国

しりとり 「一路」

5時22分 再び京都行き高速バス車内

 ガガッと大きな音がした、と体が反応して目が覚めた。歯ぎしりかいびきかと焦ったけれど、単にシートと髪が擦れ合う音だった。耳栓をしていたから、大きく聞こえただけなのだ。
 デジタル時計を見ると、5時を指していた。予定ではあと30分ほどだなと思っていると、まだカーテンが閉まった車内でどの辺りを走っているかの検討がついた。
 しばらくするとバスは予想どおり、高速を下り一般道に入った。ひとつめの停車場所に止まると、前方の大きなカーテンが開かれた。そこには見慣れた宇治の山々。帰ってきた。
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by fastfoward.koga | 2008-05-24 21:41 | 旅行けば