言霊の幸わう国

ご冥福をお祈りします

 今、NHKのニュースを見て絶句した。

 昨日の朝起きた地震のことだ。
 初めて聞く緊急地震速報からずっと目を奪われ、1日仕事もそこそこにニュースを見続けた。
 死者が出なければいい、と初めからずっと祈るようにテレビの画面を見つめていた。
 でも残念ながら亡くなった方がいると一報が流れ、そのあとはその人が増えないようにと願った。

 天災は、人というものの存在を小さくする。
 地震の発生はどうすることもできないけれど、起こったことをそのままにせず人の心と町を再生することができるのは人でしかない。
 今は人の力を信じてできることをするしかないのだ。

 20時前のニュースで、行方不明だった駒の湯温泉で見つかった3人の方の身元が報道された。
 そのうちひとりの方は男性で、名前だけではもちろん気づくことはなかっただろうけれど、勤務先と写真であっと思った。
 
 その方は、さいたま市の鉄道博物館の学芸員の岸由一郎さんという男性だった。
 確かめずにはいられずに、ずっと前にとったビデオテープを急いで巻き戻した。
 それは、昨年秋に「タモリ倶楽部」にくるりの岸田くんが出るからと、撮っていたものだ。

 不安は的中した。
 岸さんはまだオープン前の鉄道博物館を、番組の中で案内役として出演されていた。

 ニュースで流れていた岸さんの写真は、仕事場で撮られたものなんだろう。
 テレビで見ていた姿と鍵穴に鍵が滑り込むように、記憶がカチッとはまった。
 (※ ニュース記事はこちら
 
 岸さんだけでなく、今回の地震でお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします。
 そして被災された皆様が一刻も早く、元の生活に戻ることができるよう、願うと共にできることをわたしも。必ず。
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by fastfoward.koga | 2008-06-15 20:29 | 一日一言