言霊の幸わう国

7月の巻

1  栗田有起   オテル モル 
2  太宰治     津軽                      
3  絲山秋子   ニート     
4  水野敬也   雨の日も、晴れ男
5  大石静     四つの嘘  
6  川上弘美   真鶴 ※  
7  木下半太   悪夢のエレベーター
8  横山秀夫   クライマーズ・ハイ 
9  横山秀夫   深追い        
10  横山秀夫   動機         
11  横山秀夫   第三の時効     


 珍しく手にした太宰治は、なつやすみの旅のための予習でした。
 青森、弘前、金木、五所川原。
 人の歴史を作家さながら辿るというのもおもしろいかと、本屋の棚の前で迷った挙句、選んだ1冊です。

 大石静の「四つの嘘」は今ドラマをやっていますが、キャスティングが興味深くて原作を先に読んでしまいました。
 ドラマは時間に限りがあるのでだいぶん物語をはしょったり、若干設定が変わっているところがありますが、女の描く女は怖い。それが第一印象です。
 気になるのは、ドラマに小説のエンディングをそのまま使うのか。
 それほど小説はえげつないまでに「女」を書いていました。
 が、嫌悪感を抱くことはなく、それは描かれた4人の女の姿いずれにも共感してしまったからだろうなと思います。

 最後の3冊、横山秀夫は10日間の旅の友でした。
「クライマーズ・ハイ」の程よい分厚さと文字数と、内容に満点をつけて、旅の初日から読み始めましたが、危うくどっぷり小説の世界にはまり、1日で読んでしまいそうになりました。
 旅と本については、また「旅跡」で書こうと思います。


 暑い日が続きますが、クーラーの効いた部屋でゆっくり本を捲ってみるのはいかがでしょう?
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by fastfoward.koga | 2008-08-08 20:46 | 本の虫