言霊の幸わう国

閉じる口

 夏風邪の喉の痛みのせいで、今日はあまり口を開かなかった。
 温かいお茶に、のど飴2種類、喉スプレーを常備し、いつもより静かにデスクで仕事をした。

 1日を終え、これくらいがちょうどいいと自分で思った。
 口にできない思いがお腹の中でいつも一定量あって、それが最近重いのか気づくと右手を胃のあたりを擦っていた。
 とにかく口を開こう。
 言葉を出そう。
 と、思って実際にそうしたこともある。
 でも調整がうまくいかず、言い足りなかったり、言い過ぎてできあがりが最終的に違うものになったりした。

 それが、なんとなく今日、ちょうどよくできた気がした。
 言いたいと思った言葉を、無理矢理飲み込もうとしたのでも諦めたわけでもない。
 もういいかと、自然に、流れるようにするっと思っただけだ。
 消化不良をおこした様子はない。

 イライラすることが多いことに対して、余裕がないからだと結論付けた。
 だからイライラしたら、なぜそうなるのかを考えて、次に余裕があればと想像することにした。
 今日感じたちょうどよさは、そのあれば、の想像に似ている。

 口にすれば万々歳。
 ではないのなら。
 熟成させたほうがいいのか。
 ならしばらく静かに、できるだけ穏やかな顔をしていよう。
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by fastfoward.koga | 2008-08-27 22:01 | 一日一言