言霊の幸わう国

初めての靴

 今日の「世界ウルルン滞在記」で佐田真由美がイタリアに靴を作りに行っていた。
 その中で、イタリアでは子供が一番初めに履いた靴をとっておく、という風習を紹介していた。
 女の子は、嫁に行くときに持たせることもある、と。

 小学生のころ、気に入っていた靴があった。
 少し濃いめのピンク靴だった。
 すごくすきで、大切に履いていた記憶がある。
 それなのに、気づくと下駄箱からその靴はなくなっていた。
 当時は、なぜ勝手に捨てたのかとハハに腹立たしい感情をもった。
 今考えると、成長期のわたしの足に合わなくなったら、ハハはその靴を処分したのだろう。
 それがわかるくらい、ハハはわたしを見てくれていたのだ。

 10代のころから、親に言えない秘密を持つことが、自分をちょっとずつ大人させるような気がしていた。
 今考えると10代のころの親に言えないことなんてかわいらしいものだけれど、積み重ねてきたものはあるなという感じがする。
 もちろんだが、自分がしてきたことはもう元には戻せない。ま、元に戻す気なんて、さらさらないけど。

 でも。
 もう、大台だと言われるくらいの年齢になったからかな。
 ふと、わたしが初めて履いた靴が今手元にあったらな、なんて思った。
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by fastfoward.koga | 2005-03-06 23:27 | 一日一言 | Comments(2)
Commented at 2005-03-07 17:44 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2005-03-07 18:18
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