言霊の幸わう国

2016年 11月 11日 ( 1 )

ハードラー

 ようやく金曜日になった。
 今週もよく働いた。
 それは時間的なことだけを指すのではなく、気を張っているという意味でも、よく働いたと思う。

 ここを留守にしていた時間になにをしていたかというと、働いていた。
 業務に就いていなくても、頭の片隅には仕事を核としたなにかがあり、夢にも見たし、休みすら月曜から仕事をするための休息時間だった。

 休みはいつも、ここで休んでおかないと、リフレッシュしておかないと、と考えいていた。
 正直、仕事をするための休みだった。

 だからだ。
 なにか気分転換できる新しいこと、それも継続してできることを長らく模索していたけれど、見つかるわけはない。
 ほんとうに楽しむ気が、そもそもないのだ。

 仕事の話ばかりでつまらない、可愛げがない。
 そう言われて夏の間、しばし考え込んだりもしたけれど、考え込んでいる自分に嫌気がさし、仕事に集中する自分を否定している気がして、考えるのは途中でやめてしまった。

 ただ自分は、目の前にあるハードルを越えたいだけなのだ。
 それがたまたま仕事だっただけで、できないことができるようになったときが楽しいのは、他の人となんら変わらないのではないか。

 最近は誰かと飲みに行ったり出かけたりした翌日は、ひとりでゴハンを食べるのがさみしいなあ、昨日は楽しかったなあと感じる。
 感じているけれど、例えばどうすれば異性を惹きつけられるかの問いよりは、どうすれば仕事の課題を解決できるか、そのために自分がなにをすればいいのか、それを考える方が答えは出しやすい。

 書いていても、我ながら色気のなさに呆れるような、嘆きたいような気はする。
 けれど、ハードルが目の前に現れたら回避できない。
 ならばせめて。
 美しい姿で跨ぎ、越えてゆこうでなはないか。
[PR]
by fastfoward.koga | 2016-11-11 22:09 | 一日一言