言霊の幸わう国

カテゴリ:往復書簡( 94 )

欠かせないもの

 わたしの部屋の冷蔵庫に必ず入っているもの。

 牛乳。
 タマゴ。
 ネギ。

 これがないと、そわそわする。
 なくなる前に買っておこうと、いつも先手をうつ。

 みなさんは、そういうものありますか?


 あ、ちなみに、ビールはどうなのよ、と思った方がいるのでは?
 ビールは、夜調子よく飲みきってしまったり飲みすぎ防止のために、なくなる前に買うことはしないことにしてます。
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by fastfoward.koga | 2012-01-18 22:11 | 往復書簡

アイラブくるり 改め ウィラブくるり

 たまった片づけをしながら。
 眠る少し前。
 うちに帰ってきて、ほっとひと息つきたいときに。

 細々と徐々に聴いていた『くるり鶏びゅーと』。
 やっと今晩じっくりと聴くことができたのだけれど、思ったとおりの出来上がり。
 でも聴けば聴くほど、思った以上の聴き応えのある72分11秒。

 andymoriの初々しい『ロックンロール』に、思わずにやっと笑ってしまう高野寛の『ワンダーフォーゲル』。
 木村カエラの歌う女の子バージョン『言葉はさんかく こころは四角』。
 マスドレの『飴色の部屋』のイントロの美しさに、霧のように沁みる二階堂和美の『宿はなし』。
 そしてユーミンの『春風』では、自然と耳がもっくんのドラムに集中する。

 でもなにより、奥田民生の歌う『ばらの花』は聴くたびに胸がどきりとした。
 声がいつもの響きとは少し違って聴こえて、とても若い男の子が歌っているような瑞々しさを感じた。

 愛が溢れた1枚。
 みなさんは、どの曲に心奪われましたか?
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by fastfoward.koga | 2009-10-31 21:12 | 往復書簡

おあいこ

 もうそろそろだろうと待っていたものが、さきほど発表された。
 今年の世相漢字だ。
 太美吉さんが予想されていたとおり、今年選ばれたのは「偽」。
 こうして改めてみると、悲しい文字だ思う。

 わたしはもう2ヶ月以上前に、自分の今年の漢字はこれだと思っていた。
 選んだのは、「相」。

 予想外だった人に傷つけられたことが、とにかくしんどかった。
 でも今自分の手にあるものだけでなく視線を上げて周囲を見渡して、そうではないと思い知った。
 わたしも、人を傷つけた。しかもこっぴどく。

「相」という言葉には、こんな意味がある。
 あいこ、あいづち、互いに。
 できることなら、来年はいい意味で使いたい。

 みなさんの今年の漢字はなんでしょう?

 ※ ちなみに一昨年、昨年にわたしが選んだ漢字はこちら。「2005年」「2006年」
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by fastfoward.koga | 2007-12-12 18:04 | 往復書簡

食っても嫌い

 食べ物の好き嫌いは、少ないほうだと思う。
 グリンピース、ピーマン、蕗、ゴーヤ。
 これらはとりあえず嫌いでも口に入れられる。
 うちでの食卓ではあまり口にしなくても、よそ様の食卓ではご迷惑はかけずにすんでいる(はず)。

 でも口に入れるのも嫌なくらい、嫌いなものがある。
 セロリと火の通ったレバーだ。

 セロリは匂いと味が、火の通ったレバーはあのもそもそした歯ざわりと臭みが苦手。
 どちらも口にすると、うぇっとなる。
 よく変だと言われるのはレバー。
 レバーは焼いてなければ大すきなので、(いい生レバーは臭みがないから、ツルンと食べられる)普通は逆でしょう、というのが世間一般の意見らしい。

 その火の通ったレバー。
 昨日、何年ぶりかといくらいで口にした(よく間違えて箸をつけることがあるのだ)。

 昨日は、H嬢と石焼のお店で夕食をし、そこで注文した「おまかせ」の中にレバーがあったのだけれど、わかっていて敢えて箸をつけた。
 口の中に、血の味に似た苦味と臭みが広がる。
 あー、やっぱりあかん、と思い、お行儀が悪いけれど梅酒で飲み下した。

 すき嫌いはよくない、とよく言うけれど、苦手なものは誰にでもある。
 日ごろそのくらいのすき嫌いで困ることはないのだから、克服することもない! と、力強く、声高々と言いたい。

 みなさんは、どんな食べ物が嫌いですか? 
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by fastfoward.koga | 2007-09-30 19:51 | 往復書簡

嵐の夜

 気づいたら、雨が降り始めていた。

 ぼつ、ぼつ、という音がベランダの屋根を鳴らした。
 でも、あまり気にせずにテレビを見ていた。
 番組が終わり、お風呂に入った。

 風呂場の窓を閉めようとしたら、雷が激しく鳴り、雨の勢いもさっきよりも増していた。
 浴槽の淵に頭を引っかけて、目を閉じて嵐の音を聴いていた。
 このままだったらずぶぬれになったも関係ないな、なんてつまらないことを考えていた。

 天井に向けた顔に、大粒の雨が降り落ちるところを想像してみる。
 きっと、目を閉じていても稲光の明るさがわかるだろう。
 雨粒が頬や目元の皮膚の薄いところに当たったときの痛さが、記憶の底から思い出された。

 確か10代のころ、同じように夜稲光とともに激しい雨が降ったことがあった。
 たぶん夏休みだった。
 夜更かしして、テレビを見ていた。
 あまりの雷雨の音の大きさに我慢できなくなって、こっそり部屋を抜け出して外に出た。

 どしゃ降りの雨に降られたら、どんな気分になるのか。
 たぶんそれが知りたかったのだと思う。
 大きな水がめをひっくり返したような雨に、数分ほど降られてみた。
 雷と雨の打ちつける音は、テンションが上がってすごいとつぶやく自分の声をあっという間に掻き消した。
 どれくらいの声なら負けないかと、少しずつ声を大きくしてみた。
 さすがにお腹の底からの大声は出せなかったけれど、妙に満足したのを覚えている。

 今は、雨は少し小降りになったようだ。
 遠くに雷の音が聴こえている。

 また機会があったら、濡れてみよう。

 みなさんには、嵐の夜の記憶はあります? 
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by fastfoward.koga | 2007-06-08 22:40 | 往復書簡

背中越しに

 いつも思うのだけれど。
 くるりの「ロックンロール」を聴くと、この曲のすべてが自分に投げかけられているような気がする。

 この歌詞がどう、というのと少し違う。
 この曲が流れると、わたしはふと手を止めてしまう。
 特に、サビの部分にかかる瞬間に、すーっと空から梯子が降りてくるような気がするのだ。

 その空は青い。
 どこまでもどこまでも青い、ちょうど今の季節の空のようだ。

 朝聴くと、通勤途中の同じ景色が見えてくるとふと口をつく。
 わたしはいつも東へとベスパを走らせて駅へ向かうのだけれど、住宅街の中をまっすぐに伸びる道の向こうに山、そのもっと向こうに空が見えると歌いたくなる。
 そして歌い始めると、背中を押してもらったと思う。

 そのときどき頬に当たる風は冷たかったり、心地よかったり。
 でも、清々しく感じられる。

  「進めビートはゆっくり刻む
  足早にならず確かめながら」


 そう。あせるな、あせるな。
 今は急ぐときではない。

 みなさんには、背中を押してくれる、そんな歌はあります?
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by fastfoward.koga | 2007-05-05 23:20 | 往復書簡

永遠に世界から離れるときに持っていく八つ(2007年版)

 今年はなにも持っていかない。
 いや、世界からは離れない。

 ということにしようかと思ったけれど、年に1回くらい世界を離れるのもいいだろう。
 2007年版、永遠に世界から離れるときに持っていく八つはこちら↓。


1.ちょっと熱めのお湯の温泉
2.携帯電話と充電器
3.いつまでも終わらない小説
4.昨日見た映画
5.よく働くポスト
6.ベスパ
7.ふかふかのおふとん
8.美術館・博物館・資料館


 何年書き出しても、基本は変わらないなとしみじみ(2005年版2006年版)。

 みなさんは、なにを持っていきます?
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by fastfoward.koga | 2007-03-28 22:57 | 往復書簡

旅のたし算・ひき算

 香港への旅の前に、
「psiko」
という雑誌を買った。
 中に「あなたにぴったりのパートナーとは?」という心理テストが載っていた。
 ひとつひとつていねいに質問に答えて、ちょっと緊張しながら結果を読んだ。
 ほー、と、ふむふむ、という思いがちょうど半々くらいのことが書いてあった。

 その結果はさておき。

 いくつか答えた質問の中で、ほんの少し答えに悩んだものがあった。
 それはこんな質問。

「あなたはこれから旅行に出かけるところです。荷物をカバンの中につめています。どちらの種類のモノをより多く持っていきますか?」

 Aは、楽しみを+(たす)もの。
 Bは、不快を-(ひく)もの。

 例えばAなら、カメラ・お菓子・ドレスアップ用の洋服や靴など。
 Bなら、薬・傘・防寒具などなど。

 実際に、旅の支度をしながら自分がどっちを多く選ぶのか、どっちのタイプなのか考えていた。

 風邪薬とマスクと喉スプレー、うがい薬はB。
 ストールは、AもBも兼ねている。
 川上弘美の「真鶴」は、A。
 ポケットティッシュとウエットティッシュは、B。
 ハンドクリームも、B。
 デジカメは、A。
 数種類のピアスとブレスレットは間違いなく、A。

 と、書き連ねているうちに、荷物をカバンをつめているときのきもちになってきた。
 旅用のカバンは今ここにないのに、口を開けたカバンが見える。
 旅に出る前のきもちだけが鮮明に蘇ってきた。

 そういつも悩むのだ。
 旅の荷物は多くならないように、でも持ってくればよかったと思わないように。
 天気予報を何度もチェックし、それをふまえて洋服の組み合わせを考え、さらに歩きやすい靴と合うかを考慮し、旅の隙間で読む本を選び、それらがカバンに入るかを試してみる。

 で、いったいどっちやねん。
 テストで、どっちを選んだかは内緒。

 みなさんは、旅に出るときたします? ひきます? どっちです? 
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by fastfoward.koga | 2006-12-22 20:36 | 往復書簡

辿りついたところ

 またこの季節がやってきた。
 今年の世相漢字が、発表された。
 2006年の漢字は「命」。
 多くの人が、この文字にいろんな思いを込めた。

 わたしは、2006年を折り返して少し経ったあたりで、今年の漢字についてもう考えていた(昨年の漢字はこちら)。
 そのとき思い浮かんだ漢字は、今も変わらずわたしの2006年を象徴している。

 選んだ漢字は「迷」。

 迷路、迷走、迷惑、迷宮。

 1年間、迷いに迷った。そしてまわりに迷惑をいっぱいかけた。
 時には決断できない自分に、吐き気がするほど嫌悪を抱いた。
 でも、その結果今ここにいる。

 総体的に見ても、贔屓目で見ても、決してこの1年が楽しさやうれしさで溢れるものだったとは言えない。
 でもふっと思った。
 迷ったけれど、立ち止まることはしなかったなと。

 傷もいっぱい作ったけれど、回り道も山ほどしたんだろうけど、後ろだろうと前だろうととりあえず進もうとした自分はよしとしよう。
 そんなふうに、今年を振り返った。

 みなさんの今年の1年は、漢字1文字で表わすとどんな漢字になります?
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by fastfoward.koga | 2006-12-14 22:32 | 往復書簡

睡眠不足と食欲増進の関係性についての考察

 今週は、旅から帰ってどこか疲れを残したまま過ごした。
 そんなに疲れを引きずることほどのことはなかったと思うけれど、幸せのあまり先にきもちが緩んでしまったようだ。

 そんなこんなで、ずっと会社では眠気に取りつかれていた。
 あくびがでて仕方ない、ということはないのだけれど、どこか体もきもちも締りがなくなってしまっていた。

 仕事中はそれを解消しようと、眠気覚ましにコーヒーを飲んだり、スープを飲んだりしていた。
 口になにか入れれば、眠気が解消できるような気がしていたのだ。
 でも実際のところ、ほんの少しの間気が紛れるだけでスッキリするわけがない。
 それを数日続けたので、旅でわずかに増えた体重が日に日に少しずつ割り増しされていった。

 悪循環。
 まさに、悪循環。
 でも、その輪の中にいるときはそんなことは思いもしなかった。

 それが今日、久しぶりに遅番で朝ゆっくり眠ったら、頭がしゃんとしたまま1日過ごせた。
 仕事をしていても少しは集中できたし、体もテキパキ動いた。
 眠った充実感を体もきもちも感じただけで、こうも違うのかと実は少し驚いた。

 以前、ここですごく眠くて、しかもすごくお腹がすいていて、どちらかしか選択できなければどちらを選ぶか、ということを書いたことがある(「寝るか、食べるか」)。
 わたしはいつも眠るほうをとるのだけれど、今回のことを考えても、自分の選択は間違ってないなと思う。

 そこで、改めて。
 みなさんは、究極に眠くてお腹がすいていたら。
 どちらを選びます?
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by fastfoward.koga | 2006-12-09 00:09 | 往復書簡