言霊の幸わう国

カテゴリ:本の虫( 153 )

1月の巻

1 山田詠美   ジェントルマン・講談社   
2 酒井順子   女流阿房列車・新潮文庫 
3 堺雅人     文・堺雅人・文春文庫
4 堀江敏幸   熊の敷石・講談社 ※
5 夏目漱石   門・新潮文庫


 スタートから、すでに出遅れました。
 でも、読んで楽しい、読み応えのあるものばかりを選んだ自信はあります。
 無意味な主張ですが。

 今年は、いわゆるエンタメ系ではなく、しっかりどっしりしたものを読もうと決めていました。
 それにしても、堺雅人の文章は読んでてきもちがいいです。
 文章って、書き手の人間性というか人格というか、溢れ出るものがあるなと感じます。

 そして、堀江敏幸は相変わらず安心感をくれます。
 先日、「劇的ビフォーアフター」でボートハウスが紹介されていましたが、そろそろ、彼の「河岸忘日抄」を読み返そうかなと思います。
 さあ、明日から気合入れて次々読破してゆくことにしましょうか!        
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by fastfoward.koga | 2014-02-10 22:12 | 本の虫 | Comments(0)

12月の巻

1  伊集院静   白秋・講談社文庫 ※
2  山崎ナオコーラ
            論理と完成は相反しない・講談社文庫 ※
3  川上弘美   どこから行っても遠い町・新潮社 ※
4  山崎ナオコーラ
            浮世でランチ・河出文庫 ※
5  伊坂幸太郎  陽気なギャングの日常と襲撃・祥伝社文庫
6  金城一紀   レヴォリューションNo.3・講談社 ※
7  北村薫     冬のオペラ・中央公論社 ※
8  石井睦美   アパラシオン・ベネッセコーポレーション ※
9  山本文緒   群青の夜の羽毛布・文春文庫 ※
10 万城目学   ホルモー六景・角川文庫
11 伊坂幸太郎  陽気なギャングが地球を回す・祥伝社文庫 ※
12 朝井リョウ   世界地図の下書き・集英社


 2013年、読んだ本は97冊でした。
 最後、がむしゃらになれば、というよりズルをすれば読めない数でもなかったと思いますが、目標とは言え、冊数だけにこだわっているわけではないしなあと30日にスパッとあきらめました。
 2013年はお財布事情から、読み返す本が圧倒的に多かったのですが、10年以上前に読んだままだった作品など、久しぶりに手に取り思うこもありました。
 何度でも読み返したいなあと思うもの、もうブックオフにでも持っていってもいいなと思うもの。
 数年前までは読んだ本はすべて手元に残しておきたいとしがみつくように考えていたこともありましたが、今は死ぬときに本当に大切な本だけに囲まれていたいと、変わってきました。
 最近は実家とひとり暮しの部屋の本棚の本をJリーグのように入れ替え制にしていますが、作家うんぬんにこだわらず、すきな作品をすぐ手に取れるような状態にしておけるよう、今年は抜本的な改革を予定しています。

 今年は、読んだことのない作家と実は読んでいない文豪の作品をたくさん読むことを目標にします。
 そのうえで100冊。
 志は高く、邁進します。  
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by fastfoward.koga | 2014-01-04 21:11 | 本の虫 | Comments(2)

11月の巻

1  松家仁之   沈むフランシス・新潮社 
2  糸井重里   小さい言葉を歌う場所・ほぼ日刊イトイ新聞 ※
3  久世光彦   向田邦子との二十年・ちくま文庫 ※
4  北村薫     盤上の敵・文春文庫 ※
5  石田衣良   スローグッドバイ・集英社 ※
6  青山七恵   街の灯・河出文庫 ※
7  金城一紀   SPEED・角川書店 ※
8  吉田篤弘   フィンガーボールの話のつづき・新潮文庫 ※
9  石田衣良   波の上の魔術師・文藝春秋 ※
10 宮部みゆき  小暮写眞館(上)・講談社文庫
11 宮部みゆき  小暮写眞館(下)・講談社文庫


 100冊までわずか、と11月から少しスピードアップしました。
 ちょうど実家に帰ることも多かったので、その度に数年読んでいなかった本を持ち帰り読み返していました。

 その中で、初読みの松家仁之の『沈むフランシス』は、話の展開に息をひそめながら1日で読み終えました。
『火山のふもとで』に続く、2作目のこの作品は、相変わらず流れるような文章。
 小説の世界に首までつかりきって読んだので、本をとじた時にはふうっと長い息を吐きました。
 それにしても、主人公の恋人、惚れてしまうのが悔しいなあと思う人物でした。
 こういう男が現実にいたら、と考えたら歯ぎしりします。かなり個人的な感想ですが。  


 今年も残すところあと数日。
 さあ、100冊に到達できるのか!?
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by fastfoward.koga | 2013-12-23 20:00 | 本の虫 | Comments(0)

10月の巻

1 西加奈子   サクラ・小学館文庫 ※   
2 三浦しをん  きみはポラリス・新潮文庫 
3 西加奈子   炎上する君・角川文庫   
4 三浦しをん  光・集英社文庫        
5 村上春樹編訳 
           恋しくて・中央公論社


 三浦しをんの、『光』はすごかったです。
 こういう作品を読むと、自分でなにかを書く気は失せます。
 読んでいて、無意識に頭の中に浮かんでくる残酷な絵に、思わず何度も目を伏せました。
 それでも読むことをやめられない。
 物語という力の強さを感じました。
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by fastfoward.koga | 2013-11-16 21:31 | 本の虫 | Comments(0)

9月の巻

1 山田詠美   A2Z・講談社 ※
2 鎌田敏夫   29歳のクリスマス・新潮文庫 ※ 
3 ジュンパ・ラヒリ・小川高義訳
           停電の夜に・新潮文庫 ※  
4 安東みきえ  ワンス・アホな・タイム・理論社    
5 吉田篤弘   空ばかり見ていた・文春文庫 ※ 
6 伊藤たかみ  カンランシャ・光文社文庫 
7 堀江敏幸   めぐらし屋・毎日新聞社 ※ 


 9月はあわただしい中、それでも恋や切ない話を選んで読んでいました。
 それで少し満たされたところがあります。
 本の神さまに、感謝感謝です。

 年間100冊の目標は、もうひと息、いやふた息がんばらないと厳しくなってきました。
 かと言って、薄めの本や読みやすい作品を選んだりしたくないと意地をはっています。

 さあ、今晩も気合を入れて読みますか。
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by fastfoward.koga | 2013-10-23 21:42 | 本の虫 | Comments(0)

8月の巻

1 赤川次郎   屋根裏の少女・双葉社
2 夏目漱石   三四郎・新潮文庫          
3 三浦しをん  天国旅行・新潮文庫
4 吉田篤弘   なにごともなく、晴天・毎日新聞社
5 朝井リョウ  桐島、部活やめるってよ・集英社文庫 ※
6 よしもとばなな
           スウィート・ヒアアフター・幻冬舎文庫


 旅から帰り、夏目漱石を読みました。
 3部作の真ん中にあたる『それから』を旅中に読んだため、手にしたのは、戻って『三四郎』。
 漱石の文章は、読んでいてほんとうにほっとします。
 年間数十冊の本を読んでいますが、安心感に身をゆだねて当たり前のように読み終えられることに、改めて驚きを感じました。

 一方で、数年ぶりに手にしたよしもとばななは、何度かつっかえながら読みました。
 新刊が出るたびに読んでいた時期もありましたが、わたしはすっかり彼女の小説の世界から離れたところへ来てしまったようです。
 描かれる物語に深さが見えません。
 もともと深さのないと感じる作品は、多々あります。
 よしもとばななの作品は、深さの気配を感じるのに読むと感じられないというやっかいな感じです。
 でもそれが彼女が書く小説の世界なのかもしれません。

 そして最後に。
 朝井リョウの『桐島、部活やめるってよ』は、映画を見たあと読み返しました。
 映画は公開後の好意的なコメントをあちこちで目にしていたので、いつか見たいと思っていました。
 正直なところ、朝井リョウが書ききった小説の詳細な表現を限られた時間の映画で再現するのは難しく、見ていて中だるみを感じましたが、最後にすとんと落ちたものを感じました。
 1番厳しい表現をすれば、最後につじつまがあった、というところです。

 とここまで書いてなんですが、わたしが興味を持っているのは映画ではなく朝井リョウとその作品。
 先日発売された雑誌『switch』で、aikoと朝井リョウが対談をしていますが、aikoの詩を分析する彼の視点がおもしろいです。
 最近聴いていなかったaikoを聴いてみようかと思うほどでした。

 と、『桐島~』についてはなにも書いていませんが、 まあよしとして。
 8月は少し読むペースが落ちましたので、残り4ヶ月目標達成に向け読み進めていきます。
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by fastfoward.koga | 2013-09-01 20:34 | 本の虫 | Comments(2)

7月の巻

1 井上荒野   つやのよる・新潮文庫
2 伊坂幸太郎  オー!ファーザー・新潮文庫 
3 堀江敏幸   正弦曲線・中央公論新社 ※
4 中町信     模倣の殺意・創元推理文庫
5 夏目漱石   それから・新潮文庫 
6 奥田英朗   町長選挙・文春文庫   
7 川島誠     海辺でLSD・角川書店 ※
8 川上弘美   ニシノユキヒコの恋と冒険・新潮文庫 ※
9 河野英太郎  99%の人がしていないたった1%の仕事のコツ
                        ・ディスカヴァー・トゥエンティワン


 7月読んだ本をこうして並べてみると、旅の前と途中と後なのだなと思います。
 1から4までが前、5と6が途中、7から9が後なのですが。

 これまで何度も旅をしている途中で思い出す本がありました。
 それが川島誠の『海辺でLSD』です。
 旅のふとした瞬間に思い出し、ほとんどは帰ってくると思い出したことすら忘れてしまうのですが、今回はなぜか忘れずにいて、帰った翌日に読み返しました。
 おそらくこの本のことを思い出すのは、ある旅の途中に立ち寄った図書館で、文芸誌を広げたときに川島誠の作品を見つけたからだろうと思います。

 旅の洗濯物を片付けながら、ベッドにゴロンと横になって読んだ『海辺でLSD』。
 読み終えて、懐かしさを感じました。
 それは、これまでに何度も読み返してきたうちのどこかで感じたものなのか、つい数日前に見た海が脳裏を過ぎったのか。
 ただいつも、記憶が繋がり本を読み返すことを、おもしろいと思います。
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by fastfoward.koga | 2013-08-10 21:17 | 本の虫 | Comments(0)

6月の巻

1 川上弘美   おめでとう・文春文庫 ※   
2 堀辰雄     風立ちぬ・ハルキ文庫 
3 堀江敏幸   未見坂・新潮社 ※ 
4 山川方夫   夏の葬列・集英社文庫 ※   
5 マイク・ゲイル 鹿田昌美訳
           サーティブルー・ヴィレッジブックス ※  
6 エイミー・ジェンキンズ 小沢瑞穂
           恋と愛とはちがうのよ・ヴィレッジブックス ※
7 伊坂幸太郎  あるキング・徳間文庫


 エンタメ系の小説に飽きたわたしが次に手を伸ばしたのは、堀辰雄、山川方夫とマイク・ゲイル、エイミー・ジェンキンズのイギリス小説でした。

 堀辰雄の『風立ちぬ』は、5月に久々にお会いした通信の先生に、「最近なにを読まれましたか?」と質問したら挙げてくれた作品で、ジブリの映画を見る前に読んでおくのもいいかと、手に取りました。
 映画自体は「堀越二郎と堀辰雄に敬意を込めて」と書かれているものの、物語自体は堀越二郎の半生が描かれており、小説の『風立ちぬ』とは異なるようで、それでも堀辰雄が訳した「風立ちぬ」という言葉が活かされているような気がしています。
 それはやはり小説を読んだからこその感想。
 庵野監督が演じる主人公の声も少し耳にしましたが、わたしのすきな声質だったので、映画を見る楽しみが倍増しました。
 公開が待ち遠しいです。
 
 マイク・ゲイルの『サーティブルー』は、ちょうど10年前、30歳になる前に読んだ作品です。
 40代を目前にした自分が読んだらどんなことを考えるのかと、思い立って読み返しました。
 主人公のマットに、幼さが残る「若さ」を感じながらも、まだ失うことはなかった自分の青さを見つけました。
 その青さは次の10年でなくしてしまうのかもしれないし、実は一生引きずる青さなのかもしれず、そのときがきたとき、さてさてわたしはなにを感じるのでしょうか。
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by fastfoward.koga | 2013-07-15 17:47 | 本の虫 | Comments(0)

5月の巻

1 有川浩     空の中・角川書店  
2 野中柊     きみの歌が聞きたい・角川書店 ※ 
3 赤染晶子   乙女の密告・新潮文庫    
4 北村薫     語り女たち・新潮文庫 ※           
5 宮部みゆき  新装版 日暮し(上)・講談社文庫 
6 宮部みゆき  新装版 日暮し(下)・講談社文庫 
7 小島信夫   抱擁家族・講談社文芸文庫       
8 宮部みゆき  おまえさん(上)・講談社文庫  
9 宮部みゆき  おまえさん(下)・講談社文庫


 5月は、これまた友人に借りた宮部みゆきの時代小説を貪るように読んでいました。
 その間に挟まれた小島信夫の『抱擁家族』が、ひときわ異彩を放っているような気がします。
 5月の終わりごろは、エンタメ系の小説を続けて読んだせいで、違うタイプのものが読みたくなっていた時期でした。
 こうして、6月に手を伸ばしたのは・・・。  
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by fastfoward.koga | 2013-07-15 17:26 | 本の虫 | Comments(0)

4月の巻

1 伊坂幸太郎 バイバイ、ブラックバード・双葉文庫  
2 村上春樹   色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年・文藝春秋   
3 池澤夏樹   きみのためのバラ・新潮文庫 ※
4 有川浩     クジラの彼・角川文庫   
5 木皿泉     昨夜のカレー、明日のパン・河出書房新社
6 川上弘美   これでよろしくて?・中公文庫


 もう7月も半ばだというのに。
 恋にうつつを抜かし、仕事に追われ、すっかりご無沙汰しておりました「本の虫」です。

 4月は、伊坂幸太郎熱が上がり始め、発売日に買った村上春樹の新作を1日で読み終え、友人に借りた有川浩を読んでいた、という時期でした。

 さあ、次にまいりましょうか。
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by fastfoward.koga | 2013-07-15 17:21 | 本の虫 | Comments(0)