言霊の幸わう国

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タイムテーブル ・・・8月29日(土) 夕方の特別編

 8月29日(土)、京成で都内に戻ったわたしは、ホテルへチェックインしたあと荷物を下ろして、身軽になって再び出発。
 行き先は、夢にまで見たガンダム!
 人混みを避けて避けて避けて暮らすわたしが、人でごった返すお台場になどよく行った(しみじみ)!
 ゆりかもめでは満員電車並みの混み具合、冷房も効いているのかどうなんだい、と言いたくなるくらいの暑さで、汗を拭き拭き台場駅へ到着。

 そこからはひと足先にガンダムとご対面した「ゆっくりFrogライフ」のkorotyanさんにナビゲートしてもらいながら、ガンダムとの対面。
 思わず口を覆って感嘆を洩らすほど、期待を裏切らない奴だった。

 いろんなところからの情報で、首が動いたり、煙が出たりするとは聞いていたが、実際目の当たりにすると写真を撮るべきか、生でその動きを確認するべきか、じたばたした。
 兄がモロファーストガンダム世代で、小さいころは兄と300円のザクのプラモデルにプラカラーで色をつけたりしていたのだ。
 前から後ろから、遠くから近くから、ああやっぱり素敵だわーと、わたしは高まる興奮を抑えることができず、写真を一生懸命撮るkorotyanさんの邪魔をしていた。

 来る以前に、ガンダム見に行くねん! と周囲に言うと、写メ送ってなという女子率の高かったこと!
 どう考えてもガンダムのガの字も口にしそうにない乙女たちが、みなどれだけ羨ましがったことか。
 ガンダムがすごいのか、大きいものがすごいのか。
 真実はわからないが、この夏ガンダムが人々の心をがっちり掴んだのは間違いない。

 すでに解体されたというのは非常に残念けれど、これはこれ、期間限定でよかったのだなと思った。
 ほら、ガンダムも夕空を眺めてそう思っているはず。
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by fastfoward.koga | 2009-09-07 19:47 | 旅行けば | Comments(6)

タイムテーブル ・・・8月29日(土)

★8月29日(土)
 8:29 蘇我駅発 ⇒(外房線)⇒ 8:35 千葉駅着
 8:39 千葉駅発 ⇒(総武本線)⇒ 8:57 佐倉駅着   -佐倉散策-
 11:56 京成佐倉駅発 ⇒(京成本線)⇒ 12:08 京成成田駅着   -成田散策(昼食)-
 14:04 京成成田駅発 ⇒(京成本線)⇒ 15:18 京成上野駅着


 ホテルの計らいでシングルからツインに部屋を変えてもらって、のびのびと過ごしたひと晩。
 さあ最後の仕上げだと、今日は蘇我駅から出発。
 まずは千葉駅で乗り換え、佐倉駅へ到着。
 そこで川村美記念術館行きの無料送迎バスを待つ。
 川村記念美術館は印刷インキメーカーのDICが設立した美術館で、自然散策路やミュージアムショップ、レストランなどは美術館に入館しなくても利用できる。
 ガイドブックで想像を膨らませていたが、予想を裏切らない造り。
 バスを下りてもまだ美術館の開館には時間があったので、入場券(学割!)だけ購入し、先に散策路をぶらぶらと歩いた。
 園内はどこもかしもこも手入れが行き届き、とてもきもちよかった。
 特に芝生はその青さに見惚れるほどで、立ち入り禁止と書かれていないことを確かめて腰を下ろした。
 そして掌で芝生をざっと撫でると、寝転がらずにはいられなくなり、リュックを背負ったまま仰向けになり空を見上げる。
 横を見ると、きれいに刈られた芝生が続く。
 眠ったらもっときもちがいいだろうと、少しだけ目を閉じた。
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 と、そんなにゆっくりもしていられないと来た道を戻り、開館された美術館へ。
 少し人が多くて周囲が気になってしまうこともあったけれど、展示内容もおもしろく外だけでなく楽しめた。

 再び送迎バスに乗ったあとはJR佐倉駅へ。
 そこから京成の佐倉駅まで、この旅1番の暑さと陽射しの中歩いた。
 地図では1キロほどだが上り坂もあり、結構きつかった。
 またこんなことして、とひとり自分に突っ込みながらも、でももう戻っても仕方ないと黙々と歩ききったが、わざわざ京成まで行ったのは近くにあるおせんべい屋さんに行くのが目的だった。
 そこはガイドブックに載っていたお店だったのだけれど、我慢して行った甲斐のあるところで、会社用のおみやげはそこで購入して送ってもらった。
 結構種類が多くて迷っていると、店主のおじさん(おじいさんに近い?)は割れせんを出していくつも味見をさせてくれ、思わずあれもこれもと買ってしまった。

 そして最後に成田へ。
 ここでも暑さと陽射しに負けそうになりながら、成田山新勝寺へ参拝。
 駅からもっと近いと勘違いしていたので、成田山へ辿り着いたときにはもう力はわずかしか残されておらず、とりあえず大きな声の読経の聞こえる大本堂に立ち寄るだけで精一杯だった。
 今思うともっとゆっくりしたかったなと、心残り。
 でも欲張りすぎないのも旅の鉄則と、そこは潔く諦めた。

 再び成田駅へ戻ってきたら、あとは都内へ戻るだけ。
 その足で京都へ帰るわけではないけれど、京成の車内でここから先は旅が旅でなくなるのを眠気でいっぱいの頭が感じていた。
 そうここから旅はフェードアウトしてゆくのだ。

 おわり
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by fastfoward.koga | 2009-09-05 21:35 | 旅行けば | Comments(4)

タイムテーブル ・・・8月28日(金)

★8月28日(金)
 8:15 木更津駅発 ⇒(久留里線)⇒ 9:01 久留里駅着
 9:56 久留里駅発 ⇒(久留里線)⇒ 10:15 上総亀山駅着   -亀山散策-
 12:31 上総亀山駅発 ⇒(久留里線)⇒ 13:20 木更津駅着   -(昼食)-
 14:14 木更津駅発 ⇒(内房線)⇒ 14:36 五井駅着
 14:40 五井駅発 ⇒(小湊鉄道)⇒ 15:41 養老渓谷駅着
 17:01 養老渓谷駅発 ⇒(小湊鉄道)⇒ 17:08 上総中野駅着
 17:13 上総中野駅発 ⇒(いすみ鉄道)⇒ 18:02 大原駅着
 18:11 大原駅発 ⇒(外房線)⇒ 19:17 蘇我駅着   -(夕食)-


 朝起きたら、ふくらはぎの張りが気になった。
 でも毎朝そうだ。
 スニーカーを履いて、リュックを背負い、歩き始めると初めは悲鳴を上げる筋肉もだんだん馴染んでくる。
 旅では、筋肉がこうして強くなることを実感する毎日だった。

 さあ今日はローカル線ずくしだと勇んで、まずは久留里線に乗車。
 のどかな田園地帯そのものを電車は走り、うとうとしかけたところで久留里駅に到着。
 後続の電車を待ちながら、かわいらしいこじんまりした駅舎などを堪能する。
 ここでもハガキを1枚書き、必ず駅前にはあるポストに投函して、続いて久留里線の終点上総亀山駅を目指した。
 上総亀山駅に着いてからは、ダム湖の亀山湖に向う。
 歩き出してすぐに線路止めがあり、不思議なきもちでそれを見つめた。
 折り返す路線に今まで乗ったことがなかったわけではないが、どこからか聞こえてきた、線路をもっと延ばすつもりだったのかなという言葉どおりのような気がした。
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 この日はほんとうに天気がよく、陽射しと汗に負けそうになりながら亀山湖を目指した。
 できれば亀山温泉で日帰り入浴か足湯ができないものかと思っていたが、運悪くどちらも時間が早すぎたようで、仕方なく少し日陰で涼んだあとはとぼとぼと駅に戻ることにした。
 戻る前に亀山湖の脇にある売店で、アイスを購入。
 旅の最中はジュースなどで糖分を補給することはあっても、スイーツなどは食べたいという気が起こらず、旅で初めて口にした甘いものだった。
 うまーい、とアイス最中をむしゃむしゃ、お行儀が悪いのだが人も車もわずかなので頬張りながら歩いて駅まで帰った。

 のんびりした久留里線で再び木更津へ戻り、昼食をとってから次は五井駅へ。
 そこからは本日のメインイベント、小湊鉄道といすみ鉄道のはしご。
 この路線は1日5本しか乗り継ぎできず、鉄道を特集する雑誌にはよく乗っているところ。
 五井駅から急いで乗り換えた小湊鉄道は、陽もよく射し込み冷房の効きもよくないせいかサウナのような状態で、1時間ほどの乗車時間じっと喉の渇きに耐えていた。
 養老渓谷駅に電車が停車したときは、やっと冷たいものが飲めると、わたしは足取り軽く電車を下りて改札を出た。
 と、そこで、駅前の小さな広場が異様な景色だということに気づく。
 広場を囲んでカジュアルな洋服の人たちが座り込み、ある1点を見るとそこだけ洋服も髪型も古臭い。
 そしてなにより目の前のタクシーと奥のほうに見えるボンネットバスが、疑問を大きくした。
 それでもまずはお茶だお茶だと自販機にまっすぐ向い、改札の駅員さんに声をかけて駅に併設された足湯へ向った。
 そのあたりでやっと、ああこれはなにかの撮影なのだということが、わかった。
 足湯をしながら、なんの撮影なのか聞きたくてうずうずしていた。
 でもなかなか声をかけられそうな人は見当たらず、知りたいなあと上の空で文庫本を開いていた。
 そうこうすると足湯のおかげで汗も出始め、そろそろ涼もうとベンチのほうへ移動するとラフな格好のおじさんとエキストラらしき女性の人が、撮影が長引いて・・・という話をしているのが聞こえた。
 初めは会釈だけし、裸足のままでベンチに腰掛け文庫本を開いていたが、次にさっきのおじさんが現れたときには今だ! と声をかけてみた。
「これって、なんの撮影なんですか?」
「ああ、今度始まる『不毛地帯』っていうドラマの第1話の撮影なんだよ。」
 おじさんは退屈していたのか、話し相手が見つかったとばかりにいろいろと教えてくれた。
 今回のロケの設定は昭和30年代の京都で、しかも季節が冬のため、今日はお天気が良く空の色が明るすぎるから、曇り待ちで朝からずっとこうしていること。
 ほんとうは午前中で終わる仕事だったのに、と最後におじさんはぼやいていた。
 エキストラの女性は家庭のある人らしく、夕飯作ってきてないのよ、と苦笑いしていた。
 わたしはおもしろいものに出くわしたものだと、話を聞いたり、エキストラの人たちの服装やボンネットバスなどを見たり、1時間強の時間を飽きずに過ごしていた。
 残念ながらどこかにいるはずの主役の唐沢寿明を見ることはできず、駅員さんと残念だねえという話をして、小湊鉄道終点の上総中野駅行きの電車に乗った。

 このひと区間、車内に乗客はわたしひとりだった。
 オレンジ色のシートに少し傾き始めた陽が射し、さらに車内をオレンジ色に染めた。
 さあ次はいすみ鉄道だ、乗り換え時間はわずかだから急いで飲み物を買って、両方の電車の写真を撮ってと、きもちは高揚していた。
 が、しかし。
 小さな小さな駅舎の外にある自動販売機でミルクティを買ったはずなのに出てきたのは緑茶で、そのペットボトルを握り締めしばらく呆然としてしまった。
 時間はあと少ししかないのに。
 焦りながらも撮りたかった写真だけは納め、黄色いいすみ鉄道に乗車すると、運転手さんはわたしを待っていたかのように出発準備にかかった。
 今度の車内はわたしを含めふたりだけ。
 誰かともだちのうちで(しかも広い)くつろいでいるようなきもちで、緩く大きくカーブする電車の揺れに身を任せていた。
 どこの駅だったか、途中からは女子高生が大勢乗ってきて、そこから車内は一気に賑やかになった。
 空いた電車は大すきだが、ローカル線でほんとうに乗客がいないともう次は乗れないかもしれないと不安にもなるので、そこはほどほどであってほしいなと思う。

 ローカル線の乗り継ぎを楽しんだあとは、前日とは逆に大原駅から外房線を上り蘇我駅まで。
 窓際の席で日が暮れて、窓に自分の姿が映る様子を、ときどき文庫本から顔を上げて確認していた。
 こんな状況は普段の生活でもあるはずなのに、なにかが決定的に違っていると感じていた。
 なにかなにかと問い続け、外の灯りの少なさだと気づいた。
 それはもう圧倒的に違うのだ。
 でも今見ている景色が寂しいわけでは、決してない。
 今日も見知らぬ町は、ああわたしは今から帰るのだと思わせてくれる。
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by fastfoward.koga | 2009-09-05 12:09 | 旅行けば | Comments(0)

タイムテーブル ・・・8月27日(木)

★8月27日(木)
 7:20 銚子駅発 ⇒(総武本線)⇒ 8:08 成東駅着
 8:27 成東駅発 ⇒(東金線)⇒ 8:45 大綱駅着
 8:59 大綱駅発 ⇒(外房線)⇒ 9:13 茂原駅着
 9:31 茂原駅発 ⇒(外房線)⇒ 10:12 勝浦駅着
 10:50 勝浦駅発 ⇒(外房線)⇒ 11:18 安房鴨川駅着
 11:20 安房鴨川駅発 ⇒(内房線)⇒ 12:00 館山駅着   -(昼食)-
 13:01 館山駅発 ⇒(内房線)⇒ 13:30 浜金谷駅着   -浜金谷散策-
 16:42 浜金谷駅発 ⇒(内房線)⇒ 17:19 木更津駅着   (夕食)


 前夜、ホテルの部屋で時刻表を捲っていた。
 事前に立てていたタイムテーブルを変更し、もう少し遅い出発にできないかと考えたのだ。
 総武本線から東金線、外房線と乗り継ぎを確認していくと、確かに30分出発を遅らせることはできた。
 でもそうなると大網駅から安房鴨川駅までが乗り換えなしになり、それだとどうせ寝てしまうだろうと、あえて茂原駅、勝浦駅とで乗り継ぎ時間を作るようにした。
 旅なら早起きもなんのその。
 電車の待ち時間はハガキを書く時間に当てればいいのだと、眠りについた。

 銚子駅を早朝に出発し、順調に電車を乗り継いで昼には館山駅に到着。
 ほんとうは館山駅では途中下車せずまっすぐ浜金谷に向うつもりだったが、急遽途中下車。
 実は前日、銚子だ! と意気込んで食べた夕飯の刺身定食が思ったほどではなく、どうしても新サンマが食べたい! とリベンジに燃えていたのだ。
 安房鴨川駅を出たあと空いた車内でガイドブックを捲り、この駅なら容易においしい魚が食べられるのではと嗅覚が働いてのことだったが、これまた大正解だった。
 駅前の(しかも目の前)回転寿司と書かれた看板に引かれ店に入り、お店の大将らしき人の目の前に陣取ってガンガン直接注文をしてお腹を満たした。
 新サンマに、マダコ、アジ、なめろう。
 隣で、改札を出てから同じように昼食のお店を探していたらしい女性はビールを注文していたが、わたしはここは魚を満喫するべきと誘惑に負けず、熱いお茶で計7枚のお皿を平らげた。
 ああ、幸せーと、旅で何度目かのセリフを口にして、風のよく通るホームで後続の電車を待った。

 食べた分は消費消費、と次は浜金谷駅で下車し、向った先は鋸山ロープウェイ。
 そこから壮大な眺めの地獄のぞきや日本最大の磨崖の大仏様を目指したのだ。
 駅に着くまでどっしりしたリュックをどうしたものかと思案したが、今日の天候と体調ならいけるかもと荷物預かりには寄らず、そのままこの旅一番の高さへ。
 ロープウェイを下りてすぐにそれは後悔することになるものの、今さらどうしようもないと覚悟を決めてとにかく上へ上へと石段を登った。
 が、入口の西口管理所から地獄のぞきまで石段を一気に登ることはできなかった。
 年々体力の衰えを感じるなあと、上がる息の合間にポカリをガブ飲みしてなんとか山頂展望台へ辿り着いた。
 汗はどっと出るし、足全体がすでに張っている。
 それでも想像していた以上の高さからの景色を見たら、よくやったと自分を誉めたくなった。
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 がこれまたしかし。
 上ったあとは下るだけ。
 せっかく上ったのにと恨み節を口にし、今度は大仏広場に歩を進めた。
 下りになるとより痛みを感じるふくらはぎ、重みを増すリュック。
 でもここまで来たのだという思いが勝って、途中千五百羅漢道などを巡りながら大仏広場へ。
 どーんと鎮座する大仏様はそりゃあもう大きくて、人はなんと大きいものを作ることができるのかと見上げて口をあんぐり開けた。
 しばらく大仏様の横顔がよく見えるベンチに座り、ひと休み。
 再び石段を、どこまでも続きそうなそれを上ることに頭がくらくらしそうになったけれど、またリュックを下ろして涼しい電車に乗りたいなという思いを奮い立たせて立ち上がった。
 そうは言うものの西口管理所までの道のりは遠く、途中何度も水分補給を間に挟んで足を休めやっとのことで戻った。
 ほんとうは百尺観音や十州一覧台など行っていない箇所もあったが、ここまで来てとはもう思えなくなっていた。
 そこからはまだロープウェイ乗り場へのごつごつした道に、ロープウェイを下りてから駅までの道のりが残っていたのでこれは大人の選択だととぼとぼ浜金谷駅へ足を向けた。

 駅に着いたら体を休め、小一時間ほど待って乗車した電車で木更津へ。
 洗濯が控えていたので、ホテルへは早めに入った。
 ホテル内のコインランドリーを1回、乾燥機を2回回して、背負っていた洗濯物はこざっぱり。
 今日1日の体の疲れとともに汚れも落として、その日は23時にはストンと眠りについた。
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by fastfoward.koga | 2009-09-04 20:45 | 旅行けば | Comments(0)

タイムテーブル ・・・8月26日(水)

★8月26日(水)
 -水戸散策-
 11:27 水戸駅発 ⇒(鹿島臨海鉄道)⇒ 12:38 鹿島神宮駅着   -鹿島散策(昼食)-
 14:40 鹿島神宮駅発 ⇒(鹿島線)⇒ 15:02 香取駅着
 15:26 香取駅発 ⇒(成田線)⇒ 16:09 銚子駅着
 17:07 銚子駅発 ⇒(銚子電鉄)⇒ 17:26 外川駅着
 17:38 外川駅発 ⇒(銚子電鉄)⇒ 17:40 犬吠駅着   -犬吠周辺散策-
 18:09 犬吠駅発 ⇒(銚子電鉄)⇒ 18:26 銚子駅着   -(夕食)


 8時過ぎにはチェックアウトし、リュックはフロントに預けたまま偕楽園に向った。
 好文亭は思ったより広く、黒光りした床板を靴下の足でツツツとなぞる。
 風通しもいいから、ここでごろんとなって本でも読んでうつつとするのもいいなあと朝からそんな想像をした。
 好文亭を出たあとは、少し迷ったけれど再び千波湖へ。
 乗りたかった白鳥を横目に湖沿いを歩き、また方向だけを頼りにこっちかな、あっちかなと駅向こうの弘道館を目指した。
 好文亭同様弘道館も人はまばらで、広々とした敷地を誰にも邪魔されずに歩き回り、ところどころで解説が流れるテープに正座で耳を傾けた。
 好文亭然り、弘道館然り、古い建物は青い空がほんとうによく似合う。
 先を急ぐけれど、名残惜しくて何度も振り返った。
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 ホテルでリュックを受け取ったわたしは、水戸駅から鹿島大洗線に乗車。
 車内は思ったより混んでいたが、大洗駅でどっと下りるのだろうと思っていたら予想通り人はぐっと少なくなった。
 窓際の席で、陽射しをよけながら外の景色を眺めていた。
 眠るきもちよさより、こんなところで眠るのは、というもったいない精神が勝ったのだ。
 途中、北浦湖畔駅で電車が停車したときは、今度はここで途中下車するために来ようと思うほど眺めがよかった。
 誰も乗り降りしないひっそりした駅。
 なんにもしないでホームのベンチから北浦湖を正面に見るところを想像したら、それだけでふわっといいきもちになった。
 電車は緑のトンネルをいくつも走り抜けてゆく。
 ときどき射す光は、わたしに自分はまだまだ旅をするのだと胸を熱くさせた。
 この旅が終わっても、と光は次の旅へ導くのだ。

 鹿島臨海鉄道を満喫したあとは、鹿島神宮駅で下車。
 リュックを背負って10分ほど坂道を上り参道へ辿り着くと、参拝よりもとりあえずお昼だと1軒の古いお蕎麦屋さんに入った。
 そこは室町時代に創業したという歴史のあるお店で、でも店内には誰もおらずひとりテーブルに腰掛け蕎麦を待った。
 どんなもんかなとやってきたお蕎麦に箸を伸ばすと、お蕎麦もさることながらつゆのおいしさに呻った。
 今回の旅ではひとつ気をつけていたことがあって、おいしいものをいただいたときには素直においしかったですとお店の人に伝えるようにしていた。
 このお蕎麦屋さんでも調理していたと思われる女性に、レジのところでそう声をかけて外に出た。
 さあ腹ごしらえもすんだからと、リュックを背負いなおしていざ参拝。
 笠間稲荷の凶から逃れるべくおみくじを引くと、今度は大吉だったので大きく胸を撫で下ろした。
 広い境内を隈なく回り、鹿島神宮駅に戻って昨日お会いした桔梗さんとRyoくんに再会。
 近くの実家に戻られていたふたりと合流して、延方駅まで束の間ひとり旅から開放された。
 Ryoくんは電車初体験で、始発だった電車に出発しようよとくり返しながらもおとなしくシートに座っていた。
 その姿は微笑ましく、ああ人はこんなふうに初めての体験を重ねてゆくのだなと考えると、今すごいことに自分は立ち会ったのだなという思いが湧いてきた。
 延方で名残惜しくふたりと別れ、鹿島線から成田線を乗り継ぎ、今宵の宿がある銚子へ。
 実は途中から喉が渇いて仕方なかったのだけれど、お財布の中は万札しかなく、乗り換えの香取駅は売店も駅員さんもいないため我慢して銚子まで耐えた。
 今までこんなことはなかったので、次の旅から小銭は取っておかないといけないなと旅の教訓として肝に銘じた。

 銚子ではホテルへチェックインし、一旦荷物を下ろして喉を潤してから銚子電鉄に乗車。
 今回乗りたかったローカル線のひとつで、夕方だというのに1日乗車券まで購入した。
 とりあえず銚子駅から終点の外川駅へ行き、折り返してから犬吠駅で下車。
 そこからぶらぶら歩いて、地球の丸く見える丘展望館へ。
 近道と書かれた道を行くのだが不安になるような砂利道で、でも旅にこんなことは付き物だと足元でじゃりじゃり音を鳴らして歩き続けた。
 やっとのことで辿り着いた展望館は、最上階でその名のとおり水平線を視線で追うとラインが丸く見えた。
 西の空には沈みゆく太陽、風に吹かれているとあっという間にその陽は傾き始めた。
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 日没を見届けると寂しいきもちになるような気がして、なにより、陽が暮れてからだとあの近道を歩いて戻るのは危ないなと、もう少しというきもちを残すくらいがいいと展望館をあとにした。
 案の定、犬吠駅では待っていた電車が滑り込むときにそのライトが眩しく感じられるくらいになっており、暗い中を走る銚子電鉄は行きとはまた違う顔を見せた。
 ガタゴト揺られながら、ああわたしはこれから帰るのだな、と思う暗さが心地よかった。
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by fastfoward.koga | 2009-09-04 14:07 | 旅行けば | Comments(0)

タイムテーブル ・・・8月25日(火)

★8月25日(火)
 7:27 水戸駅発 ⇒(水郡線)⇒ 8:44 袋田駅着   -袋田散策-
 11:28 袋田駅発 ⇒(水郡線) ⇒ 12:21 上菅谷駅着
 12:32 上菅谷駅発 ⇒(水郡線) ⇒ 12:47 常陸大宮駅 -(車内で昼食)-
 13:11 常陸大宮駅発 ⇒(水郡線)⇒ 13:48 水戸駅着
 14:28 水戸駅発 ⇒(常磐線)⇒ 15:00 日立駅着   -日立散策-
 17:12 日立駅発 ⇒(常磐線)⇒ 17:36 勝田駅着
 18:09 勝田駅発 ⇒(常磐線)⇒ 18:15 水戸駅着   -(夕食)


 本数の少ない水郡線に乗るため、6時ごろ起きた。
 テレビを付けて支度をしていたらドキッとする音が聞こえ、なにごとかと画面を見ると緊急地震速報が流れていた。
 じーっと画面を見て関東地方だということ、そのあと続いて自分がそこにいることを認識した。
 着替えの途中だったわたしはどうするべきかと、部屋の中の小さな机とベッドの上の洋服を交互に見た。
 結局は誤報だったが、あれがほんとうだったら人は1分に満たない時間で急にすべきことを判断して実行するのは難しい。
 そんなことを立ったままじっと考えていた。

 本日1番最初の目的地は、袋田の滝。
 シートに腰掛けてすぐは文庫本を開いていたが、1時間強電車に揺られている間にうつらうつら。
 シートの上で船を漕いだ。
 これもまた旅の楽しみ。
 袋田駅に着いて滝までのバスの時刻を確認すると、1番早いバスがなんと10時台。
 ガイドブックには袋田駅からバスで10分と書かれていて、コガトラベルなら段取りに抜かりなく出発するところだが、ひとりなのでまあいいかと出かけたらこの結果。
 あららーと口の中でつぶやいたが、袋田駅で切符の販売している女性の方が言うには歩けば40分ほど。
 今日は重いリュックもないし、過ごしやすいお天気だし、それなら行けるかとぶらぶら歩き出した。
 予想どおり陽射しは緩く、涼しいせいか足はどんどん進んだ。
 袋田の滝は、ガイドブックに載った写真より水量は少なかったが、マイナスイオンだーと浸れるだけの清々しさは感じられた。
 往復1時間半の道のりなどなんのその、だ。
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 滝だけでなく山の景色と空気を満喫したあとは、鉄子魂を発揮し、常陸太田まで行って折り返して水戸駅へ。
 途中昼食をとる時間がなかったので常陸太田駅での20分ほどの待ち合わせ時間に、看板がチラッと見えたドラッグストアへダッシュ。
 コンビニも売店すらもなく、とにかくなにかお腹に納めねばと向ったのだが、これまた期待通りにパンとジュースが買えてひと安心。
 駅に戻って、乗ってきた電車に再び乗り込んで食べ始めてさらにひと安心。
 そのあとは、文庫本を開いたまま車窓の景色を眺めていたら水戸駅へ着いた。

 水戸駅でまた一拍おいて、次は常磐線に乗車。
 行き先は日立。シビックセンターでプラネタリウムを見ようと思っていたのだ。
 進行方向に向って左側のシートに腰掛けると、どこの駅を過ぎたあたりからだろう海の気配を感じた。
 そう近くを走っているわけでもなく、頭に描いた地図だけでわかるものかと訝しげに思いつつ、今見ている青が空なのか海なのか乾いた目を凝らしていた。
 あとでシビックセンターの屋上から海を眺めてわかったのだけれど、海の青は空の青より驚くほど濃かった。
 それはもう比べものにならないくらい。
 海のそばで暮らしていないわたしは、そんなことも知らないのだ。
 念願だったプラネタリウムは予想外に時間が短く、でもその代わりにさすが日立というほどの大きな画面で3D映像を見ることができた。
 ナレーションは忌野清志郎、そして画面には次々恐竜が現れ、夏休みのこどもたちと一緒になって感嘆の声を上げながら見た。
 星はやっぱり本物を見よう、と終わったあとは心に誓った。

 日立からの帰りはちょこっと途中下車し、「bellflower*」の桔梗さんと息子のRyoくんと初対面。
 桔梗さんは「波に千鳥」のnaminichidoriさんのお友達で、赤ちゃんが生まれたばかりのnaminichidoriさんとは今回お会いできませんねーと話していたのだけれど、桔梗さんからお声をかけてもらい実現した初顔合わせ。
 短い時間だったけれど、楽しいひとときを過ごさせてもらった。
 今回おふたりには旅前からいろいろとお世話になり、たくさんの華を添えていただいた。
 改めて、どうもありがとうございました。

 そして、わたしは再び水戸駅へ。
 おみやげをどうしようかと駅で迷っている間に、ホテルへ帰るころにはどっぷりと日は暮れていた。
 1日が終わるのが早い。
 でもいつもの毎日とは違う早さだ。
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by fastfoward.koga | 2009-09-03 23:48 | 旅行けば | Comments(2)

タイムテーブル ・・・8月24日(月)

★8月24日(月)
 8:51 古河駅発 ⇒(東北本線)⇒ 9:08 小山駅着 
 9:34 小山駅発 ⇒(水戸線)⇒ 10:31 笠間駅着   -笠間散策(昼食)-
 13:31 笠間駅発 ⇒(水戸線)⇒ 13:40 友部駅着
 13:43 友部駅発 ⇒(常磐線)⇒ 13:58 水戸駅着   -水戸散策(夕食) -


 22日(土)・23日(日)に東京都内で開催されたスクーリングを終え、わたしはその足で東北本線(宇都宮線)に乗り込み、古河駅に向った。
 駅から少し離れたところにあるホテルへチェックインしたころには、空には星が見えていた。
 ひときわ光るその星と目が合ったとほくそ笑んだら、シャッと勢いよく閉めて部屋でひとりやったーと飛び上がった(比喩ではない)。
 それまで押さえていたいよいよ夏休みだというきもちは、ここで溢れ出てしまった。


 旅をしているといつもぶち当たる壁が、ある。
 それは、月曜日問題(自ら命名)。
 月曜日は美術館や博物館が軒並み休館になるのだ。
 今回もそれは頭のどこかに置いていたはずなのに予定を考えている間に忘れてしまい、前日ガイドブックを捲りながらようやく思い出した。
 古河市内では文学館など行きたい場所は何ヶ所かあったが、結局断念して予定を早めて出発した。
 小山で水戸線に乗り換えるあたりでは結城で途中下車してもいいなと思っていたのに、シートに腰掛けたら眠気が襲ってきて、どうにもこうにも対抗できず結局うとうとする中でああもうだめだと、笠間へと行き先を変更した。
 元々結城に寄るつもりはなかったから、また今度、そう寝ぼけ眼で呟いた。

 笠間市内は、駅前のレンタサイクルを使って散策した。
 ここでも月曜日問題にぶち当たることになるのだけれど、それはもう仕方がないと茨城県陶芸美術館や日動美術館は諦めてそれ以外のところをと自転車を走らせた。
 まず向ったのは、陶芸美術館のある芸術の森公園。
 広い敷地はアップダウンが大きく、自転車だろうと徒歩だろうと重いリュックを持っているわたしにはとうてい無理と、駐車場近くの場所だけぐるっと歩いてみた。
 そのあと我ながら驚くほどの遠回りをして(ほんとうは5分で行けるところを20分ほどかけて行った)、「cafe WASUGAZEN」というお店でお昼を食べた。
 ここのコンソメスープがほんとうにおいしくて、久しぶりにこんなおいしいコンソメスープを飲んだなと力強く思った。
 まだ旅の体になっていないせいか、陽射しとリュックの重みと久々の自転車で想像以上に体力を奪われていたわたしは、そのスープと食事のおかげで生き返ったような気さえした。
 その蓄えた力で坂道を乗り切り、最後は笠間稲荷へお参り。
 尾道で見た狐の夢がトラウマとなり、参道のにいるお稲荷さんすべてにこんにちはと挨拶をしていく。
 失礼のないように心がけたつもりだったが、お参りをしたあとおみくじを引くと凶が出て、思わず大きく息を飲んでしまった。
 でもここでお稲荷さんを責めてはならぬと、行きに通った参道を今度は失礼しまーすとまた挨拶しながら帰ってきた。

 笠間駅で40分ほど、電車待ち。
 このころから頭痛がしだし、ホテルの枕が合っていなかったせいだなと首や肩を回したり揉んだりしていた。
 でも一向に頭痛は取れず、水戸駅に着いたらすぐにホテルへ向った。
 重い荷物だけでも置いてしまえばと思ってフロントに行くと、もうチェックインができますよと言ってもらったので、そのまま2時間ほど頭痛薬を飲んで昼寝をした。
 起きるとまだ少し頭に重さを感じるものの眠気がとれた分だけスッキリしたので、涼しい風の吹き出した夕方の偕楽園を散歩することにした。
 これまた地図で方向だけ確認するだけで適当に歩いたため、どう考えても遠回りで偕楽園へと辿り着いた。
 夕暮れ時の偕楽園、そして千波湖はランニングする人、散歩する人、帰宅途中らしき人、井戸端会議中の人がたくさんいて、水戸に住まう人たちの日常に紛れ込めたようなきもちになった。
 千波湖は周囲が3.1キロあるそうだが、そのうちの3分の2を歩いているうちに太陽は西の空へと徐々に沈んでいこうとしていた。
 この旅ではその後も夕暮れの空を見上げることになるのだけれど、視界の中のすべてのシルエットがぼやけてゆく様は何度見ても飽きることはなかった。
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by fastfoward.koga | 2009-09-01 21:06 | 旅行けば | Comments(0)

タイムテーブル ~茨城・千葉をゆく

★8月24日(月)
 8:51 古河駅発 ⇒(東北本線)⇒ 9:08 小山駅着 
 9:34 小山駅発 ⇒(水戸線)⇒ 10:31 笠間駅着   -笠間散策(昼食)-
 13:31 笠間駅発 ⇒(水戸線)⇒ 13:40 友部駅着
 13:43 友部駅発 ⇒(常磐線)⇒ 13:58 水戸駅着   -水戸散策(夕食) -

★8月25日(火)
 7:27 水戸駅発 ⇒(水郡線)⇒ 8:44 袋田駅着   -袋田散策-
 11:28 袋田駅発 ⇒(水郡線) ⇒ 12:21 上菅谷駅着
 12:32 上菅谷駅発 ⇒(水郡線) ⇒ 12:47 常陸大宮駅 -(車内で昼食)-
 13:11 常陸大宮駅発 ⇒(水郡線)⇒ 13:48 水戸駅着
 14:28 水戸駅発 ⇒(常磐線)⇒ 15:00 日立駅着   -日立散策-
 17:12 日立駅発 ⇒(常磐線)⇒ 17:36 勝田駅着
 18:09 勝田駅発 ⇒(常磐線)⇒ 18:15 水戸駅着   -(夕食)

★8月26日(水)
 -水戸散策-
 11:27 水戸駅発 ⇒(鹿島臨海鉄道)⇒ 12:38 鹿島神宮駅着   -鹿島散策(昼食)-
 14:40 鹿島神宮駅発 ⇒(鹿島線)⇒ 15:02 香取駅着
 15:26 香取駅発 ⇒(成田線)⇒ 16:09 銚子駅着
 17:07 銚子駅発 ⇒(銚子電鉄)⇒ 17:26 外川駅着
 17:38 外川駅発 ⇒(銚子電鉄)⇒ 17:40 犬吠駅着   -犬吠周辺散策-
 18:09 犬吠駅発 ⇒(銚子電鉄)⇒ 18:26 銚子駅着   -(夕食)

★8月27日(木)
 7:20 銚子駅発 ⇒(総武本線)⇒ 8:08 成東駅着
 8:27 成東駅発 ⇒(東金線)⇒ 8:45 大綱駅着
 8:59 大綱駅発 ⇒(外房線)⇒ 9:13 茂原駅着
 9:31 茂原駅発 ⇒(外房線)⇒ 10:12 勝浦駅着
 10:50 勝浦駅発 ⇒(外房線)⇒ 11:18 安房鴨川駅着
 11:20 安房鴨川駅発 ⇒(内房線)⇒ 12:00 館山駅着   -(昼食)-
 13:01 館山駅発 ⇒(内房線)⇒ 13:30 浜金谷駅着   -浜金谷散策-
 16:42 浜金谷駅発 ⇒(内房線)⇒ 17:19 木更津駅着   (夕食)

★8月28日(金)
 8:15 木更津駅発 ⇒(久留里線)⇒ 9:01 久留里駅着
 9:56 久留里駅発 ⇒(久留里線)⇒ 10:15 上総亀山駅着   -亀山散策-
 12:31 上総亀山駅発 ⇒(久留里線)⇒ 13:20 木更津駅着   -(昼食)-
 14:14 木更津駅発 ⇒(内房線)⇒ 14:36 五井駅着
 14:40 五井駅発 ⇒(小湊鉄道)⇒ 15:41 養老渓谷駅着
 17:01 養老渓谷駅発 ⇒(小湊鉄道)⇒ 17:08 上総中野駅着
 17:13 上総中野駅発 ⇒(いすみ鉄道)⇒ 18:02 大原駅着
 18:11 大原駅発 ⇒(外房線)⇒ 19:17 蘇我駅着   -(夕食)-

 
★8月29日(土)
 8:29 蘇我駅発 ⇒(外房線)⇒ 8:35 千葉駅着
 8:39 千葉駅発 ⇒(総武本線)⇒ 8:57 佐倉駅着   -佐倉散策-
 11:56 京成佐倉駅発 ⇒(京成本線)⇒ 12:08 京成成田駅着   -成田散策(昼食)-
 14:04 京成成田駅発 ⇒(京成本線)⇒ 15:18 京成上野駅着


 どんなけ電車乗ったら気がすむねん。
 と、別にチャレンジ精神で立てた計画ではないけれど、改めてこうして書くとよう乗ったなあと思う。
 
 楽しかった? と聞かれても素直にうんと答えられないような、当たり前の手応えがいつもいつも手の中にあった。
 背中のリュックが重くのしかかり自分を修行僧のようだと思ったり、遮るものが少ない広々とした景色を前に最大級の開放感を感じたりしながら、ただ目の前にある道をナイキのスニーカーで歩いた。のっしのっしと。
 おかげで毎日筋肉痛だった。

 こんな旅をしたのに、わたしにはまだ行きたい場所がある。
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by fastfoward.koga | 2009-08-31 21:12 | 旅行けば | Comments(6)

尾道里帰り・番外編 ~ゴール

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 バス停までの道すがら、防波堤の上を辿りながら風に吹かれた。
 もうちょっとここでのんびりしたいという思いと、帰りのバスが気になる思いとで揺れる。
 こういうとき、わたしはだいたいのんびりを選べない。
 せっかちは損だなと思うけれど、また来るから次の楽しみにと思えることをヨシとするのだ。

 タイミングよく来たバスに乗り込み、一路福山駅へ。
 ずっと寄り添うように見えていた海はあっという間に見えなくなり、代わりに川が姿を見せた。
 今度鞆の浦へ来るときは泊りがいいなと、振り向いたりせずに思っていた。

 福山駅に着いたら、今度は駅北側のふくやま文学館と福山城(福山城博物館)へ。
 駅から近い福山城を後にしたせいで、ぐるっとお城を囲むように回り込んで文学館に向った。
 14時を過ぎて、陽は強く射していた。
 このまま外にいたらどんどん陽に力を奪われそうだと日陰を探して歩こうとするが、陰になるところは見つからない。
 途中から頭のてっぺんに当たる陽射しを感じないように、アンテナのスイッチをオフにした。

 思ったより遠くに、ふくやま文学館はあった。
 しゃれた造りの建物で、外から見ただけでなぜか中のひっそり感が伝わってきた。
 展示は、福山に縁のある小説家・詩人に関するもので、特に福山市生まれの井伏鱒二については複数の展示室が使われ、順路の1番最後には書斎の復元がされていた。
 恥ずかしながら『黒い雨』も『山椒魚』も読んでいないわたしは、暑さのせいか眠気のせいか朦朧とし始めた頭で展示パネルの文字を一生懸命追った。
 朗読が聞けるコーナーや愛用品の展示など、こうして読んだことのない作家でもわたしは興味津々おもしろい場所だけれど他の人はそうではないんだろうなと、誰にも合わない展示室を辿りながら考えていた。

 すべての展示室を抜けると、建物の入口横に図書・AVコーナーがあった。
 お茶もご自由に、と書かれていて、喉が渇いていたので助けに船だと飛びつくと、猫舌のわたしにはとうてい飲めない熱いお茶が出てきた。
 仕方なく冷めるまでの間にと映像ブースに入り、福山縁の文学者に関する映像を見て待つことにした。
 ヘッドフォンを頭につけ、硬いイスに座る。
 ナレーションの声がここちよく、思わずそこでうとうとした。
 誰も来る気配はなさそうだったけれど、1本10分から20分弱の映像が終わるたびに目を開けて適当にボタンを選んで押した。
 そうして小1時間、いごこちのよい文学館でまどろんだ。

 ここでもまた、あーキリがないと重りがついたように感じる体を持ち上げて文学館を出た。
 広くて長く緩い坂道を上りながら、今度は福山城を目指した。
 いつもは新幹線のホームから眺めるだけだった場所。
 何年も尾道にやって来て、初めてお城へ足を運んだ。
 
 とにかくてっぺんまで上れ、上れと自分を励まし、階段を上った。
 お城の階段は1段1段が高いので、普段運動らしい運動をしていないおかげで、よいしょと言う声が漏れる。

 旅の終わりはお城のてっぺん。
 上がってみると意外なものは見えず、いつもの新幹線のホームが見えていた。
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by fastfoward.koga | 2009-08-15 15:59 | 旅行けば | Comments(0)

尾道里帰り・番外編 ~デラックス

 よしっと踏ん切りをつけて対潮楼を出たあと、わたしはさっき見ていた海沿いの道へ出た。
 行きにバスで1度通っていた道。
 でも対潮楼から見るとまったく違う場所に見え、再び降り立ってもまた違う場所に思えた。

 海沿いの防波堤の上には釣り道具を手にした人たちがたくさんいた。
 わたしもあっち側を歩きたいなと思う一方で、そろそろお昼を食べるお店も探さなくてはと結局反対側の道に留まった。

 ぽつりぽつりあるお店の店構えやメニューを見ながら、バス停ひとつ分往復プラスちょいを歩いてあるお店に入った。
 カウンターの奥の席に案内され、一応メニューを開いてみるものの心はひとつ。
 やっぱりここは鯛めしでしょう! とその名も「鯛めしデラックス」を注文した。

 ちらっと隣の人の食事の様子を見ると、鯛めしデラックスはかなりのボリュウムの模様。
 いつもならためらうところだけれど、朝ゴハンを抜いていたことと13時を回っていたことで自分にゴーサインを出した。
 手際のよい店員さんのおかげで、あっという間にわたしの前には豪華な食事が並んだ。
 おひつに入った鯛めし、驚くほど厚く切られた鯛のお刺身。小鉢にお汁などなど。
 うおーっという心の叫びが声なって漏れそうになるのを押さえ、いただきますと軽く頭を下げる。
 食べる順番、お腹の満たされ具合。慎重にいかにおいしく食べられるかを考えながら食べる。
 端から見るとあやしいかもしれないけれど、旅先でひとりでゴハンを食べるといつもこんな感じだ。

 余裕かと思われた鯛めしデラックスは結構手ごわく、お茶碗1杯半が少し苦しかった。
 でも上品な薄味で鯛の味をめいいっぱいさせたこのご飯を残すわけには、と妙な使命感で最後は食べ切った。
 最後に、大変おいしゅうございましたと心の中で手を合わせる。

 お店を出たあとは、念願の防波堤に上る。
 立って歩くと、あまりの高さに体がぐらついた。
 それを、たいして強くない風のせいにする。
 
 遮るものがない開放感をここでも感じる。
 ひょいっと足を浮かせたら、飛べそうな気もしないでもない。
 お腹いっぱいになって、ちょっと調子に乗りすぎだ。
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by fastfoward.koga | 2009-08-12 20:32 | 旅行けば | Comments(0)