言霊の幸わう国

<   2006年 01月 ( 27 )   > この月の画像一覧

フルボリューム

 現在、感じるボリューム、最大。

 今日は、磔磔(タクタク)にくるりのライブを見にいってきた。
 4ヶ月にわたるツアーの最終日。
 めいいっぱい、汗だくになって、叫びに叫んで、楽しんだ。

 終わった後はこの余韻を逃してはいけないと思い、四条から京都駅まで歩いた。
 京都タワーをまっすぐ見上げながら、烏丸通をてくてくと下った。
 歩きながら、いろんなことを考えた。
 でも、考えるボリュームよりも感じるボリュームのほうが勝っていたので、考え事は車の中から眺める景色のように、現れては消え現れては消えてゆき、今はもうほとんど頭に残っていない。
 その一方で、感じたことはずっしりお腹の中におさまっている。

 こめかみの横を流れるの汗。
 お腹にずんずん響くベースの音。
 誰かが吸ったたばこの匂い。
 背伸びしすぎて疲れたふくらはぎの痛み。
 冷たい風にさらされて冷えた首筋。
 京都タワーを目の前に感じた空腹。
 地下街の蛍光灯の白さ。
 読んでも読んでも頭に残らない文字。
 久しぶりに食べたラーメンの味。
 ぼんやり感じる眠気。

 どれも、みんなしっかり受け止められた。

 なにかがまた、自分の中でスタートしたような気がする。
 その証拠に、わくわくしている!
[PR]
by fastfoward.koga | 2006-01-31 23:52 | 一日一言 | Comments(4)

感じるボリューム

 1月も、明日(正確には今日)で終わる。
 年が明けて、ひと月。
 12分の1。
 4週間と3日。
 振り返りかたは、いろいろある。

 学生のころから、「January」という言葉の響きがすきだった。
 やさしくて、とけそうで、白っぽくて、暖かい感じ。
 わたしの2006年の1月は、そのイメージにはあまり合わないけれど、とにかく1月が終わる。

 ここ数日間は考えるモードに入っていて、ごちゃごちゃとここにも書き記した。
 読み返すとばかばかしいような気がしないでもないこともあるけれど、考えることでものごとを突き詰めるのはよくも悪くもわたしの持ち味だと思っているので、このままでいこうと思う。

 でも、そろそろスイッチを切り替えたい。
 考えるボリュームよりも、感じるボリュームをぐーんと上げてみよう。
 明日から2日間は、今頭の中にめいいっぱい詰まっているものを1度カラッポにする。
 そして、感じることからインプットするのだ。
[PR]
by fastfoward.koga | 2006-01-31 00:43 | 一日一言 | Comments(2)

仕事依存症?

 今日は、目覚ましをかけずに起きた。
 すごくぐっすり眠ったのに、なぜかすっきり目覚められなかった。
 熱めのお風呂に入って、ゴハンを食べて、さぁ支度をしようと部屋に戻ったけれど、しばらくぼーっとベッドの上で過ごした。

 前日が夕方までの勤務で、翌日が昼からの出勤になるとよくこうなる。
 時間やきもちのバランスを崩してしまうのだ。
 でも、今日のは、いつもよりひどかった。

 たいていは会社のエレベータでこのどんより感は断ち切れるのに、今日は引きずったまま仕事を始めた。
 少し早めに自分のデスクの前に座って、資料を広げ、パソコンの電源をオンにした。
 簡単な仕事から始めて、なんにも考えずに手を動かしていたら、ふと無性に泣きたくなった。

 うちで、ひとりでいたら、きっとうわんうわん泣いていたかもしれない。
 手で顔を覆って、外へ出ようとしたなにかをうまく受け止められたら、よかった。
 でも、今は職場のデスクで、わけもわからず泣くわけにはいかなかった。

 自分でもよくわからないまま、その感情は意識したとたんに波のようにさっと引いた。
 そう確かに引いたけれど、自分のまわりに膜のようなものが残ったのを感じた。
 けれど、気づいたらそんな違和感はなくなっていた。
 これでいいですか~? という質問に答え、クレームの応対にまごついているところに頭を突っ込んで、ああでもないこうでもないと言っていたら、いつもの仕事のペースに戻っていた。
 
 いつも思う。
 仕事は、わたしにとって自分を当たり前の世界に戻してくれるツールだと。
 仕事をしている限り、自分はまともな精神生活をしていけるし、自分で自分をすきでいられるのだ。

 仕事をしていなかったら、と思うと怖い。
 きっとタガが緩んでしまう。
 こういうのは、仕事依存症なのかな。
 考えすぎか?
[PR]
by fastfoward.koga | 2006-01-30 00:00 | 一日一言 | Comments(4)

男性的な脳

 ときどき、自分をすごく男性的だなと思うことがある。
 仕事をしているときはそれでいい。
 が、仕事以外の場面でも、そうだなと思うことが多いのだ。

 そういえば。
 ずいぶんに前にはやった「話を聞かない男、地図の読めない女」という本に、自分の脳が女性的な脳か、男性的な脳かを診断するテストがあった。
 そこでも、わたしは少し男性よりの脳の持ち主だという結果が出たことがあった。

 以前紹介した「psiko(プシコ)」の創刊号に載っていた記事で、印象に残っているものがある。
 テレビにもたびたび出演する精神科医の名越康文さんが、「なぜヨン様は他の男と違ってみえるのか」という問いに答えていた。
 たいていの男性は、女性から悩んでいるときにただ話を聞いてほしいと話しかけられていても、解決策をほしがっていると読み替えて話を聞いているという。
 けれども、ヨン様はそんなときでも話をまとめようとしないし、指示をしないというのだ。

 わたしはともだちから悩みごとがあると聞くと、相手がただ聞いてほしいと思っているときでもその悩みを解消するにはどうしたらいいのか、を考えてしまう。
 しかも勝手に話を整理して、解決策への選択肢を用意して、どうする? と相手に聞いてしまうのだ。
 たぶんそういうところに、自分が男性的だと感じるてしまうのだろう。

 わたしにとって、悩みは解消するもの。問題は解決するもの。
「山があるから、登るだけ」。
 それと同じことなのだ。
 だから、今悩んでるねん~というのろけはわたしには通用しない。
 
 ほんとうに悩みをなんとかしたいと思っている人には、いいかもしれない。
 でも、ただ話を聞いてほしいと思っている人には、うっとおしいだろうな。
 あ~、色気ないなぁ。
[PR]
by fastfoward.koga | 2006-01-27 23:17 | 一日一言 | Comments(16)

スクエアなきもち

 昨日、早めに帰宅して、とれかけていたステンカラーコートのボタンをつけた。
 最近、なぜかボタンつけが下手くそで気になっていたから、丁寧に丁寧に縫いつけた。

 くるりを聴きながら、ボタンをふたつつけた。
 きっちりとボタンがいつもの位置におさまったのを見て、自分がとても人としてまっとうで、堅実な生活をしているような気がした。

 最近感じたことのない、きもちだった。
 でもわたしのすきな、スクエアなきもち。

 それだけのことなんだけど、早く帰宅してよかったなと思った。
[PR]
by fastfoward.koga | 2006-01-27 01:07 | 一日一言 | Comments(2)

手紙を書くよ

 今年は手紙を書こうと決めていた。
 ただそれを目標にしてしまうと仕事のように数値管理してしまうので、書こうと思ったときに便箋と封筒を取り出そうと思っていた。

 メールも電話もあるけれど、届くまでのタイムラグのある手紙がすきだ。
 手紙のいいところは、自分の書いた思いが届くまでの間に発酵されることと、自分の直筆で相手に思いを伝えられることだとわたしは思う。

 今年初めての手紙のあて先は、Y嬢。
 よし書こう! と思い立ってペンを握ったものの、伝えたいなにかが強くあったわけでもなく。
 書き始めてすぐに、手が止まってしまった。
 でも、不思議と最近気に入っている紺色のペンはすーっと動き出した。

 そんなふうに書いた手紙に、返事はすぐ届いた。
 彼女も同じように、思ったことをそのまま手紙にしてくれたようだった。
 ふふふと、笑いながら手紙を読み進め、最後の一文で声を出して笑った。

  「××ちゃん(わたしの名前)からの手紙をポストで見つけた時に
  あ:すきな人できたのかなと思ってしまった私。」


 そういえば、昔はすきな人ができるとなぜかいつも彼女には手紙で知らせていた。
 今回は残念ながら、違う。
 でも、今年はみんなにもそんな報告が手紙でできればいいなと思う。
[PR]
by fastfoward.koga | 2006-01-25 21:17 | 一日一言 | Comments(8)

選択肢

 昨日、あんなことを書いたから。
 面影のあの人が。夢に出てきた。
 朝、目が覚めているにもかかわらず、ついさっきまで見ていた夢に引っ張られたくらいだ。
 
 夢では、面影の人にバスタオルをもらっていた。
 渡されたバスタオルを手にして、わたしはまたこの匂いに頭を悩ませるのかと思った。
 別れ際、面影の人と向き合って、泣いてすがろうかと思ったけれど、一瞬悩んでやめた。
 笑顔で別れた。

 昨日、後悔していないと書いた。
 でも、やっぱり後悔しているのかもしれないと思う。
 でも、夢の中で、わたしは過去選んだことをまた選んだ。

 後悔していても、後悔していなくても、今選んだのは笑顔で別れること。
 たとえ夢でも、わたしはそれを選んだ。

 だから、それでいい。
 それがわたしにとって正解。
 証拠に、どよんとした空気を朝熱めのお風呂に入って洗い流したら、さっきまで忘れてた。
 大丈夫。
 わたしは今のままでまた前に進んでいける。
[PR]
by fastfoward.koga | 2006-01-23 23:21 | 一日一言 | Comments(2)

ブクログ更新情報 3

 24冊、追加しました。

 就職活動中、夢中になって読んだ橋本治の「窯変源氏物語」のシリーズと、北村薫のミステリーです。
 また覗いてみてください。
[PR]
by fastfoward.koga | 2006-01-22 22:31 | 本の虫 | Comments(2)

記憶の中で生きている

 未だに、面影を見つけてしまう人がいる。

 ・・・見つけてしまう。
 いや、目につくのではなく、ほんとうは探しているのだろうか?
 自分でも、ほんとうのところはわからない。

 ときどき、なぜかいつも空いた電車に乗っているときに、その人と過ごした時間をリアルに思い出す。
 思い出すと、体がバネのように撥ねているんじゃないだろうかと思うくらい、それはときに強烈な衝撃を生む。

 なぜ、そんなにその人の影がいつまでもちらつくのか。
 今でもすきだというわけじゃない。
 後悔しているわけでもない。

 あのときわたしが、とこれっぽっちも思わないわけではないけれど、あれがあのときの精一杯だと思っているし、次は同じ失敗をしないようにというきもちではいる。
 前を向いていない、ということではないと思う。
 でも、ふと、そんな言葉も強がりなんだろうとか自分を疑うきもちになったりもする。

 わたしは、記憶の中で生きている。
 ときどき、「過去」を掬い上げてみては、壊さないように静かに指の隙間から開放する。
 そして前に進んで、また思い出したように掬い上げる。

 なんだか今日は、そんなことをくり返している自分が鮮明にイメージできた。
[PR]
by fastfoward.koga | 2006-01-22 21:35 | 一日一言 | Comments(8)

「ヒラケゴマ」

 わたしには、苦手なことがいくつかある。
 その中で、苦手でも気にならないものと、気になるものがある。
 気になるものは、できたら楽しいだろうなと昔から思っていて、どちらかと言うとコンプレックスに近い存在だったりする。

 苦手なのは、できないからなのか。
 やろうとしないからなのか。
 すきこそものの上手なれ、と言うけれど、確かにそれはそうだなと思う。
 でも、どんなにそれがすきだとしても、自分がやらなくてもすでに完成されたものが目の前にあって、それでかなり高い満足度が得られたら、手を出さないままにしておくもあるんじゃないだろうか。

 手を出すか、出さないかの決断の分かれ目はいったいなんなのか?
 そして、手を出したとしても、全部が継続できるわけではない。
 やめてしまうのか、続けてゆけるのか、その違いはなんなのか?

 すきだからという理由で、わたしの苦手なものに手を出した人がほんとうにうらやましい。
 それが、たとえ人からうまいと言われるほどのものでなかったとしても、始めたことがすごいと思うのだ。

 自分が選んできたカギが間違ってたかな、なんて後悔したりはしない。
 でも、選ばなかったカギがどのくらいまで自分のそばにあったのか、無性に知りたくなることがある。

 だから、同じカギを持った人よりも、もしかしたらと思うカギを持った人に惹かれる。
 わたしが飛び込めなかった扉のカギを、その人はどんなふうに手にして、開けたのか。
 その秘訣が知りたい。
[PR]
by fastfoward.koga | 2006-01-21 21:05 | 一日一言 | Comments(4)