言霊の幸わう国

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思い立ったが吉日

 少し汗ばむくらいの陽気。
 なのに、またもや仕事。
 人の流れにさからって職場へ向かった。

 休憩時間に、窓から外を見た。
 暖かい空気に誘われて、窓際まで近づいた。
 そしたら、きもちのいい風が頬をなでた。

 まだ自転車しか乗ることのできなかったころ。
 たぶんそのころに感じた、風。
 ふと堤防にすわって、風を感じたいなと思った。
 仕事なんてほっぽりだして、風通しのいいところへ行きたくなった。

 4月は寒すぎた。
 それがやっと最終日、文句なしで春になった。
 もう初夏がすぐ後ろに待っているような気もする。
 そう思うと、いてもたってもいられなくなった。

 明日はうちでのんびりしようかと思っていたけれど、出かけることにした。
 わたしを呼ぶ場所。
 天気予報も、ばっちり。
 電車の時刻も、ばっちり。

 さあ、明日に備えて、今日はもう眠ろう。
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by fastfoward.koga | 2006-04-30 23:50 | 一日一言

経県値

 2月の旅行から帰ってきてから、ずっと旅に出たいと思い続けている。
 行き先として尾道や新潟、鳥取あたりを頭に思い浮かべるものの、今のところ具体的なことはなにも決めずにいる。
 でも、そろそろ限界かも。
 うずうずしてきた。

 先日、夕飯を食べているときになんの話題からか、ハハにこう言われた。
「わたしは、あんたみたいに同じとこに何度も行きたいとは思わへんねん」と。
 そうすると、チチは「そうなんや。わしはまた行きたいと思うんやけど、そこはお母さんと意見が合わへんとこなんや」と続けた。

 わたしも、行ったことのないところにもちろん行きたいと思っている。
 でも、すきな場所はわたしを呼ぶのだ。
 行ったことのないところ、何度も行くところ。両方あるから、困ってしまう。
 でも、そんなことで悩むのは楽しい。
 旅の行き先を考えることから、旅は始まっているのだ。

 そんな話をしていたときだったか、Y嬢からおもしろいものがあるよと教えてもらった。
 その名を「経県値」
 日本全国を、居住、宿泊、訪問、接地、通過、未踏にわけ、点数化し、地図にして表してくれるのだ。
 わたしの点数は138点だった。
 よかったら、みなさんもやってみてくださいませ。

 白地図を塗りつぶす楽しさ。
 目で見ると、わくわくする。
 さて。そろそろ、体感せねば。 
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by fastfoward.koga | 2006-04-29 23:58 | 一日一言

先行投資

 昨日休日出勤したせいか、今日はガツガツと仕事をする気になれなかった。
 でもまだ陽の高いうちに家に帰る気にはなれず、ふらふらっと本屋に寄った。

 1軒目は、会社の最寄り駅の小さな本屋さん。
 直行の急行電車を待つつもりで、20分ほど本の背表紙をなめて見た。
 1冊はすぐに手にできたけれどほしかった本は見つからず、結局は時間切れで店を出た。

 2軒目はうちの最寄り駅から少し歩いたところにある大きな本屋さん。
 今度は雑誌と平積みの本ばかりをくまなく見てまわった。
 1周したところでアンテナにうまく引っかかる本がなかったので、2週目からはまた背表紙を見てまわった。

 途中、空腹でおなかが鳴った。
 でも、足を動かしつづけた。
 店内にある細長い鏡に映る姿をときどきチェックしては、自分がみすぼらしくないか確認した。
 立ち姿を気にしていて初めは気づかなかったけれど、よく見るとわたしは少し唇をとがらして本を探していた。

 ふとわたしはどんな本を探しているのだろうと、自問自答した。
 その疑問が頭に思い浮かんだときに手にした本。
 キーワードは、「変化」だった。

 合点がいった。
 わたしが今手にしたいのは、変わるということなのだ。
 なんだそうなのか、と思った。

 そのあと、次々と本と雑誌を手にしてレジへ向かった。
 金額を聞いて、我ながらビックリ。
 でも抱えた本は、今わたしに必要なものばかりのような気がした。
 当初買おうと思っていた本は、ここでも見つからなかったのだけれど。

 きっと、わたしは今日の買い物を忘れない。
 先行投資だもの。
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by fastfoward.koga | 2006-04-27 21:24 | 一日一言

 昨日は、いろんなことを見ては涙していた。
 1番泣けたのは、冷蔵庫の牛乳、1番つからったのは、自分の手だった。

 手には、インプットされた記憶が多すぎた。
 つないだり、触れたり、掴んだり、温度を感じたり。
 だから、自分の手を見るだけでおかしくなりそうだった。
 掌を広げて、いったいわたしはなにを手にしていたのかと思った。

 ひとしきり泣いて、話を聞いてもらって、ゴハンを食べたら、落ち着いてきた。
 きもちがすとんとニュートラルになったのが、自分でもわかった。
 そうしたら、さっき広げていた掌をすっと閉じたくなった。

 いつかは、手を離すものなのかもしれない。
 でもまだ離してはいけないと思った。
 そう、わたしは自分で書いたのだ。
 離した手ではなにも掴むことができないと。

 だから、手にしている糸をたぐりよせて前に進もうと思う。
 この先1歩も進めないわけではない。
 数センチでも足は前に踏み出せる。

 もう少し、がんばれるところまでがんばってみる。
 そう決めた。
 今日は仕事をしながら、ずっとそのことを考えていた。


 追伸 : たくさんのコメント、メール、みなさんありがとうございました。
       書いて、伝えて、よかったです。 
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by fastfoward.koga | 2006-04-26 20:39 | 一日一言

終焉

 ふられてしまう、ようです。

 なんとか昨日の夜は眠ることができましたが、朝早く出かけるチチの物音に目を覚ましました。
 眠れない夜もつらいですが、明け方ふと目覚めて傷が疼くほうがもっとつらいことを初めて知りました。
 白々とした部屋を見回して、目を開けていることに耐えられませんでした。

 もうこの人以上の人には出逢えないと思うくらい、自分の思いに確信をもっていました。
 その人にスキだと言われるたびに、今まで自分が背負っていた荷物を下ろすような気になれました。
 毎回、誰かをすきになるたびに、これが最後の恋だったらいいのにと願っていたから、もう必死になってそんな人を探さなくてもいいのだと思ったら、これが幸せなんだと思えました。

 大切に大切に、丁寧に自分のきもちも相手のきもちも扱っていると思っていたのに。

 今はもう、自分がコントロールできないところにきてしまいました。
 涙は出ますが、泣くと底なし沼にはまってしまいそうで、泣くことを怖いと感じます。
 誰か助けて~って、叫びたくなります。

 さっき、そう仕事中のともだちにメールをしたら、すぐに「助けたるやん」って返事をくれました。
 ほんとうなら、そんなこと誰にも言わずひとりで傷を癒したいのです。
 でも、今はもうそんな強がりが言えるほどの力はありません。

 前に進みたい。
 こんな底なし沼で、じたばたしていたくない。
 こんなことを書いて、人に見せる自分は相当かっこ悪いけれど、泣くことだけでは、誰かに話を聴いてもらうことだけでは、わたしは前に進めないのです。
 書くことで浄化するという方法しか、自分にはないように思うのです。
 書き続けている間は、感覚が麻痺して悲しいことが薄らぐような気がします。

 みなさんは恋が終わったときは、どうしてますか? 
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by fastfoward.koga | 2006-04-25 12:44 | 往復書簡

価値ある人へ

 誕生日おめでとう。

 いったい何度その言葉を伝えてきたかなと、ふと思った。
 数えることもないことなのだけれど。

 でも、ここで伝えても仕方ないのだ。
 本人に直接届くわけでもないのだし。

 それでも、言葉に記しておこうと思った。
 あと20分、せめてそのくらいは思いのすべてを注ぎ込んでもいいだろう。
 価値のある人だから。
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by fastfoward.koga | 2006-04-24 23:40 | ラブレター

形状記憶

 週末は、いろんな波に飲まれて溺れていた。
 でもそれは決していやな溺れ方ではなく、今まで自分が感じたことのないような波の飲まれ方だったように思う。

 自分に取り込むものが多かった。
 ただ一生懸命自分のもとへ来るものを取り込もうと、集中していた。
 だから、昨日の夜はぐったりした。
 体の力が抜けたようだった。

 次の日の心配をしながら、早々に目を閉じた。
 いつも以上の睡眠時間をとったけれど、目が覚めても体と心が感じるだるさはまだ残っていた。

 今までなら、そういうだるさはあまりうまく拭えなかった。
 でも今日は、早めに仕事場に向かうとすんなりいつものペースが取り戻せた。

 昔は、溺れることが怖かった。
 なにかに必死になってしまう自分の姿は醜いのではないかと思っていた。
 スマートに涼しい顔をしてものごとをやり過ごすことが、かっこいいと勘違いしていた。

 しなやかになりたいと思う。
 いつもそう思っていた。
 今日、自分に感じたものはそれに近いような気がする。

 いろんなものを吸収しても、それが自分の予想を超えていても、飲み込めるだけ飲み込んだら、時間の多少の違いはあれどもとの自分に戻れることがわかった。
 それは年々、歳を重ねるごとに鍛えられている。
 時間の経過とともにしなやかさは増すのだ。

 どんな波が来ても、喜怒哀楽のどんな波であろうとも、わたしはうまく溺れる。
 溺れたあと、必ず水面にひょっこり顔を出す。
 出した顔は、ちょっと余裕を見せて笑っていよう。
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by fastfoward.koga | 2006-04-23 23:59 | 一日一言

本への礼儀

 最近は、携帯用の文庫本のカバーを読む本によって使い分けている。
 今までは、Y嬢に誕生日にもらった深いグリーンのカバーを使いつづけていたのだけれど、なぜか懸賞でふたつもブックカバーが当たったので、せっかくだしと使うことにしたのだ。

 ひとつは、ディズニーの懸賞で当たったもの。
 もうひとつはどこかの出版社の懸賞で当たったもの。
 こちらはふたつともビニールでできている。
 不思議なことに、ブックカバーを替えることが、その作品へののめりこみ方に違いを生んだような気がした。

 本を読むということは、もちろんその作品を楽しむこと。
 でも、わたしの場合はそれだけではなくて、どこでどんなふうに読むかも本を楽しむために必要なのだ。

 旅先で読む本、仕事が忙しくなりそうなときに読む本、明日は休みだというときに読む本。
 騒がしい街中で集中して読む本、乗り物の中で読む本、部屋でひとり読む本。

 もちろん作品によってすききらいはあるけれど、どれも初めて読むときには同じように、まっさらなニュートラルなきもちで読み始めようと思う。
 それが本への最低の礼儀のような気がしている。

 そういうことを心がけていたら、本の神様がこれからもたくさんのいい本と巡り会わせてくれるんじゃないかな、なんて。
 わたしは、この世から作家がいなくなったら、本がなくなったら、生きてはゆけないのだ。
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by fastfoward.koga | 2006-04-20 22:55 | 一日一言

待っててくれる人

 さっき、携帯でメールをうったとき。
 携帯のワード予測の機能で、気づいた。

 わたしがよく使う言葉は、「待ってます」。
 でもさっきは「待っててね」と書いた。

 待たすなら待つほうが断然いい、といつも思っていたけれど。
 たまには待っててもらうのもいいものだ。

 とは言うものの。

 その人にはいつも待っててもらっている。
 待ち合わせ場所には、わたしが駆けつけてばかりだ。
 
 人を待たせるのはきらい。
 でも、その人の待っているところに急ぎ足で向かうのは悪くない。

 今日はいいことに気づいた。
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by fastfoward.koga | 2006-04-20 00:07 | 一日一言

開放度98%

 昨日の夜から、ドアを全開にしている。
 開放度は98%くらいだと思う(でも実際は75%かも)。
 おかげで今日はもう、くたくただ。

 明日が休みだと思ったら、眠くて眠くて仕方ないのにDVDを1本見てしまった。
 その余韻に浸って、就寝。
 今朝は、両親の出かける音で目が覚めて、急いで支度して映画を見に行った。
 見終わってからは、春物の洋服を買い求めうろうろした。
 途中、大きな本屋に2軒寄って、本を2冊買った。
 通りを歩いているだけでも、すれ違う人のいろんなものに目を奪われた。
 帰りの電車では、自分の中に入ってくるもので溺れそうになっていた。

 いろんなものを吸収したけど、まだ消化できていない。
 あれもこれも書いて形にしたいと思うきもちが強すぎて、どれもこれもケンカをしている感じ。
 え~・・・。しばらく静かにしていよう。

 みなさんの今日の開放度は何%でしょ?
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by fastfoward.koga | 2006-04-19 19:06 | 往復書簡