言霊の幸わう国

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準備オッケー

 昨日、ちょっと買い物がしたくて仕事帰りに、四条へ寄った。
 四条烏丸で買い物をして、次に向かうは四条河原町。
 どの通りを通ろうか少し考えて、時間を確認してから、錦を通ることにした。

 錦といえば、京の台所と呼ばれるとこ。
 年末はおせち料理の買い物をする人で、特に賑わう。
 わたしは、そこで年末を、17歳から23歳まで毎年過ごした。
 錦にお店のあった蒲鉾屋さんで、ずっとバイトをしてたから。

 19時を少しまわってたけど、いつもより営業時間を長くしているお店も多くて、まだ通りには結構お客さんもいた。
 のんびり品物を見て時には団体で立ち止まる観光客らしき人をうまくすり抜けながら、懐かしい通りをいつもよりはゆっくり歩いた。

 見上げると、カラフルなアーケード。
 足元は始終お店から流される水でひんやりして、頬に触れる空気も通りの中のほうが冷たい。
 魚や貝の塩気を含んだ匂いや、お茶を炒る香ばしい香りなんかが、あー懐かしいわぁと思わせる。
 通るたびに替わる店をちらちら横目で確認しながら、歩を進めた。

 毎年12月30日は、狭い通りで人がおしくらまんじゅうをしているような光景が見られた。
 商品を出すために通りに出ると、なかなか店の中に戻ることができひんくらいやった。
 朝から晩まで、店の中も外も、とにかく忙しかった。

 そんな年末が脳にインプットされているから、働き出してからの年末が年末らしく感じひんのかもしへん。
 そう、ふと昨日思った。

 久しぶりにちょっとだけあわただしい年末を疑似体験。
 いよいよ、年越しやなという感じがしてきた。
 準備オッケー、って感じ。
 


 それでは、みなさん。
 今年も大変お世話になりました。
 たわいのないものを読んでいただいたり、コメントをいただいたり、うれしかったです。
 ありがとうございました。

 また来年も、よろしくお願いいたします。
 よいお年を!
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by fastfoward.koga | 2006-12-31 18:21 | 一日一言

今年をふりかえる しめくくりの巻

 2006年も、あと1日。
 最後は、今年の目標のふりかえり。

1.無遅刻・無欠席・無早退の皆勤賞
 体調管理もスケジュール管理も、どうだかなぁ。
 忙しさを理由にしたのは、これも同じ。
 目標にするまでもなくやるべきことだったような気が、今頃してきた。

2.心身ともに潤いのある生活
 目標を立てたときによく感じていた、クサクサ、カサカサしたきもち。
 そんな感情はあまり抱かずにすんだかも。
 だからといって、満足感はあるか?
 ・・・疑問だ。


 来年は、もっと前向きなわかりやすい目標にしよう。

 反省はこれくらいにして、あと1日、明日はきもちよく過ごす。
 新しい1年に、新しい空気で深呼吸ができたらいいな。
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by fastfoward.koga | 2006-12-30 22:22 | 一日一言

今年をふりかえる 2006 その参

 いいことや、楽しかったことばかりをふりかえっても仕方ない。
 ということで今日は、今年やりきることができなかったこと。

1.「えんぴつで奥の細道」
 話題にしたのは、いつやねん、という感じ。
 いい加減にしないとわたしの芭蕉が、息絶えそう。
 反省して、昨日からまた再開した。
 今日は十五日目で、白川へやっと辿りついた。早く、最終地大垣に向かわねば。

2.通信教育の数々
 いったいいくつ修了書をもらえなかったか。
 どれくらいのお金をドブに捨てたか。
 日常の忙しさを言い訳にしすぎた。
 だったら、初めからやるべきではない。

3.ヨガ(のチケット)
 回数券を購入して、ホットヨガへ休みの日に予約をして通っているのだが。
 予約をキャンセルすること、数回。
 そして、期限までに使い切れないこと数回。
 これもいい加減にせねば。
 行くと楽しいといつも思うくせに。


 仕事のことは、書き始めたらキリがないのであえてはずした。
 でもこうやって並べると、胸が痛む。
 なんでもやりきれるとは思っていないけれど、自分から喜んで、もしくは進んで始めたことばかりだから、もう同じことはくり返さないようにしたいと強く強く思う。

 この反省を、来年につなげましょう。
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by fastfoward.koga | 2006-12-29 21:51 | 一日一言

宿題

 冬至を過ぎたばかりなので、6時半前の住宅街はベスパのライトが煌々とアスファルトを照らす。
 暗さにだまされて、世界の中でひとりだけおいてけぼりにされたような感じ。
 うちから100メートル以内は、まだ時間がじっと息をひそめている。
 バス通りに出ると、やっと朝だと思う。
 通り過ぎる車が、清々しさを運ぶから。
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by fastfoward.koga | 2006-12-28 21:14 | 一日一言

原風景

 9月に、新潟市内をひとりでぶらぶら歩いているときに「月刊 まちの日々」というフリーペーパーを見つけた。
 確か、小さく折りたたまれたそれを砂丘館(旧日本銀行支店長役宅)で手にしたと思う。
 縁側に腰掛けて足をぶらぶらさせながら、少し読んで、そのまま大切にカバンにしまって京都まで帰ってきた。

 たいていなら、1度読んだら地元の情報ばかりかかれているものは途中で捨ててしまう。
 でもその中に書かれていた大倉宏の「旅に入る」が気に入り、これまでも何度か読み返している。

 誰にでも、うちへ帰るときに目にする慣れ親しんだ景色というものがあると思う。

 わたしなら。
 川沿いの道の街灯のオレンジのあかりとか。
 新幹線から近鉄への改札口の混雑とか。
 京都タワーの姿とか。
 名神高速の右レーン、左レーンの案内板とか。
 最寄り駅に近づくと見えるパチンコ店の看板と銭湯の煙突とか。

「坂を下る」というタイトルがつけられたその文章の中には、東京から故郷新潟へ車で帰る著者の見た景色が綴られていた。
 いや、綴るというより、描かれていた、に近いかもしれない。

 上り坂から、長い下り坂へと変化する高速道路の描写。
 そのあとにつづく、新潟へ川が集結するいう話。
 そこに、「帰る」という行為の後ろにある、著者のさりげないけど大きい思いを感じた。

 読んでいて、うらやましくなった。
 車を運転して、同じ景色を眺めて、同じことを感じたいと思った。
 いいな、いいな、と心の中で地団駄を踏んだ。
 できるなら、綴られた言葉の中からそのまますべてを奪いたいと思った。

 でも、できるわけがない。
 その原風景はわたしのものではない。
 どうやったって、これからどんなにがんばったって、手にはできないものなのだ。

 人のものをほしがっても、仕方ない。
 だったら、せめて同じ景色を見て違うことを感じる自分を体験したい。

 やっぱり、旅がわたしを呼んでいる。
 呼ばれたら、行かねばならぬ。
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by fastfoward.koga | 2006-12-27 20:58 | 一日一言

今年をふりかえる 2006 その弐

 今日のふりかえりは、旅。
 2005年ほど旅はしなかったけれど、どこもしっかり胸の中に収まっている。
 またいつか行こうと思う。

1.トーキョー
 あえて、カタカナ表示。
 旅とはまた違うかもしれないけれど、久々に夜行バスで新宿に降り立ったことやファーストフードのお店でのめり込むように本を読んだことなど、なぜかそんなことが印象に残っている。
 自分がよそものだと感じる、あの独特の空気感がときどきほしくなる。

2.山形・宮城
 氷点下16度の世界に、自然には太刀打ちできない! と実感。
 でも寒さが痛いと感じる世界は、この世のものとは思えないくらい美しかった。
 松島で食べたカキもおいしかった!

3.尾道
 泊まりはしなかったけれど、1年半ぶりに出かけた。
 ひとりで歩くせいでペースがつかめず、またもや昼過ぎに膝が笑い出した。
 いつ行っても、帰ってきた、と思える場所。
 今度は誰かと一緒に行こう。

4.佐賀
 2度目の誕生日旅行。
 思うところあって、ひとりで出かけた。
 有田で泊まった青望庵で、静かに誕生日を迎えた。
 32歳最後に書いた手紙。今年1番のラブレターだったと今思う。

5.ぼんキャン
 毎年夏恒例の、キャンプ。
 今年は、ぼんキャン7回目にして初めて川で泳いだ。
 唯一、わたしが張り切らない、がんばらない旅。

6.新潟・村上
 ひとり旅のような、ひとり旅でないような。
 たくさんの人と会って、たくさんの人と話した。
 まだまだ知らない世界がたくさんあるんだなと、思い知らされた。
 帰ってきてから、消化するのに時間がかかった旅。

7.伊豆・修善寺
 東京から東海道線で三島まで。そのあと電車を乗り換えて、修善寺へ向かった。
 冬の朝の寒さをほんの少し感じながら、だんだん大きく海が見えるのがおもしろかった。
 念願が叶ったことが、静かに、うれしかった。

8.香港
 3年ぶりの香港イヤー。
 今回2回目だったけれど、まだまだ行きたいところを残して帰ってきた。
 それが、旅の醍醐味だと思う。
 満腹で帰ってこないから、また行こうと思えるのだ。


 旅したところ。
 旅したいと思ったところ。
 比べたら、断然旅したいと思ったところが多かった1年だった。
 
 来年もまた、わたしは旅をするだろう。
 でもたとえ旅をしなくても、旅をしているようにいつでもひゅんときもちが飛んでいけるような軽やかな自分でいたいなと思う。
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by fastfoward.koga | 2006-12-26 23:30 | 一日一言

こどもがえり

 なんだか急にクリスマスらしいことをしたくなった。
 思い立って、仕事が終わって職場を出て、まっすぐ目の前にあるホテルのケーキ屋さんに行った。

 クリスマスらしいケーキを買って、電車に乗った。
 キラキラ光るイルミネーションも、もうあと少しの命か。
 車窓の景色を眺めながら、さみしいと思った。

 毎年、クリスマスは関係ないという態度を決め込むのは、だからなのだ。
 あんなに早くから盛り上がっていたのに、25日が過ぎればすぐお正月ムードに街は包まれる。
 それが、わたしはどうも解せない。納得できない。ついていけない、のだ。

 結構、わたしはきもちの切り替えまでに助走が必要なタイプ。
 もうちょっと余韻に浸っていたいな、とよく思う。
 往生際が悪いのか。
 短期決戦に弱いのか。
 瞬発力は、あるとは言えないな。

 クリスマスイブの夜、そんなことを考えた。
 ちょっと、こどもみたいだな。
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by fastfoward.koga | 2006-12-24 22:26 | 一日一言

今年をふりかえる 2006 その壱 

 昨年もしたし、やっぱり今年も振り返っておこう。
 今年2006年の、3大ニュース。

1.小型二輪の免許をとった
 振り返ると、よく教習所へ行ったなと思う。
 でもこのことがきっかけで、ベスパに乗れるようになった。
 きっかけをくれた人に、感謝。

2.職場が変わった
 7月に職場が異動になり、以前いたところに戻った。
 戻ったと言えども、ほぼ新しい職場と同じでかなり戸惑いながら仕事をした。
 今も本領発揮、とまではいかないけれど、ここで腰をすえてやるしかないなと思っている。
 早く自分らしい仕事がしたい。

3.ブログが続けられた
 続けられないと思っていたわけではないけれど、2月にブログを始めて1年を迎えて存在が当たり前になった。
 実は夏ごろ、タイトルも場所も替えてイチからやり直そうかと思ったりもしたけれど、とにかくここで10年続けていこうと決めた。
 周囲がどんなに変わっても、わたしはここにい続けようと思った。
 秋ごろから以前にくらべれば少し更新するペースが落ちてきたけれど、ここではいつも書くことも書かないことも正直でいようと思う。


 今年に限っては、1年が過ぎるのは早かったというきもちにならない。
 ほんとうに楽しいこともうれしいことも、悲しいことも苦しいことも、いろんなことがあった。
 だから、今まで積み上げてきた1年という時間の感覚が今までと違ったものになった。

 今年起こったことは、どれもこれもわたしのもの。
 ひとつ残らず噛み砕いて、血に変え、肉に変え、また進むのだ。 
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by fastfoward.koga | 2006-12-23 20:53 | 一日一言

香港イヤー 第3幕 「エンジョイ ショッピング」

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 2回目の香港。
 しかも前回と同じ時期、同じメンバー。
 ということで、行く前から脱力。
 飛行機の中も脱力。
 わたしにはしては珍しく、段取りをあまりせずに出かけた。

 香港でこれがしたい! と思っていたこともあまりなく、アランチャンのお店とマッサージに行くことと、パシュミナを1枚また買おうかなということぐらいだった。
 それなのに、といううか、だからこそ、なのか。
 意外なほど、買い物をした。

 まずは1日目に、現地ガイドさんに連れて行かれた宝石店。
 前回のときも行って時間をもてあました経験があったので、自分でも買うつもりは全然なかった。
 それなのに、ピアスを見ていてそのままふわふわっと買ってしまった。
 2日目はおみやげを探しがてら入ったお店が気に入って、Tシャツと、栞と、クッションと、コースター数種類を買った。

 クッションは45×25センチくらいのもので、チチハハのおみやげと自分用にと結局3つ買ってしまった。
 そんなもの3つも買ってスーツケースに入るのか、それよりもホテルまで持って歩くのもかさばるのに、という代物。
 あまりの大きなお店の袋に、道行く香港人に中を覗かれたほどだった。

 でも、そうまでして買いたくなるくらいかわいかったのだ。
 大きさも、カバーの素材や色も、中のクッションの素材も、いろいろあってほんとうに悩んだ。
 1度棚から取り出して手にしては、次のものに取り替えてみたり、やっぱり元のものに戻したり、クッションのコーナーでうろうろうろうろしていた。
 珍しく、悩みに悩んだ。

 その間に、店員さんが何度か通り過ぎたのは知っていた。
 店員さんは悩んでるな、この日本人、と思っていただろう。
 ふと目があったとき、香港のメガネ男子の店員さんはわたしにこう言った。

「エンジョイ ショッピング。」

 買い物でアドレナリン出まくったわたしに、その言葉は冷静さを取り戻させた。
 と言っても、買い物欲を抑えてくれたわけではない。
 ほんとうにほしいものを買う、ということを思い出させてくれたのだ。

 そのあとも、ともだちがパシュミナを選ぶ横でマフラーを買い、キラキラしたスパンコールのついた巾着袋を買い、免税店で香水を買い。
 買い物欲は、静かな熱でもって持続した。

 あー、やっぱり買い物って楽しい!
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by fastfoward.koga | 2006-12-23 20:29 | 旅行けば

旅のたし算・ひき算

 香港への旅の前に、
「psiko」
という雑誌を買った。
 中に「あなたにぴったりのパートナーとは?」という心理テストが載っていた。
 ひとつひとつていねいに質問に答えて、ちょっと緊張しながら結果を読んだ。
 ほー、と、ふむふむ、という思いがちょうど半々くらいのことが書いてあった。

 その結果はさておき。

 いくつか答えた質問の中で、ほんの少し答えに悩んだものがあった。
 それはこんな質問。

「あなたはこれから旅行に出かけるところです。荷物をカバンの中につめています。どちらの種類のモノをより多く持っていきますか?」

 Aは、楽しみを+(たす)もの。
 Bは、不快を-(ひく)もの。

 例えばAなら、カメラ・お菓子・ドレスアップ用の洋服や靴など。
 Bなら、薬・傘・防寒具などなど。

 実際に、旅の支度をしながら自分がどっちを多く選ぶのか、どっちのタイプなのか考えていた。

 風邪薬とマスクと喉スプレー、うがい薬はB。
 ストールは、AもBも兼ねている。
 川上弘美の「真鶴」は、A。
 ポケットティッシュとウエットティッシュは、B。
 ハンドクリームも、B。
 デジカメは、A。
 数種類のピアスとブレスレットは間違いなく、A。

 と、書き連ねているうちに、荷物をカバンをつめているときのきもちになってきた。
 旅用のカバンは今ここにないのに、口を開けたカバンが見える。
 旅に出る前のきもちだけが鮮明に蘇ってきた。

 そういつも悩むのだ。
 旅の荷物は多くならないように、でも持ってくればよかったと思わないように。
 天気予報を何度もチェックし、それをふまえて洋服の組み合わせを考え、さらに歩きやすい靴と合うかを考慮し、旅の隙間で読む本を選び、それらがカバンに入るかを試してみる。

 で、いったいどっちやねん。
 テストで、どっちを選んだかは内緒。

 みなさんは、旅に出るときたします? ひきます? どっちです? 
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by fastfoward.koga | 2006-12-22 20:36 | 往復書簡